プジョー 1007 新車発表会速報
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4桁数字が証!新しいコンセプトに基づいて開発されたモデル
プジョーから新しいコンパクトカー「新型プジョー1007」が発表された。両側スライドドア、インテリアが自分で模様替えできる、など今までにないタイプのコンパクトカーとなっている。
イタリアのカーデザイン会社・ピニンファリーナ社とのコラボレーションとなる新型1007。「マルチパーパスビークルでありながらセダンのダイナミズムを併せ持つ」「電動スライドドアを装備する」というコンセプトに沿って全体的なシルエットを構成。「アローライクフォルム(矢のようなフォルム)」と称されるサイドビューを完成させている。もちろん、つりあがった目のようなフロントライトや大きく開いたフロントグリルなど、大胆なデザインのプジョーテイストは新型1007にも存在している。
特徴的な電動スライドドアは、狭いスペースでの駐車が可能なうえに、920mmというワイドな開口部は、スムーズな乗り降りを実現。そして、ボディ後方にスライドして開く電動ドアは、ボディエンドより97mm手前でストップし、また開閉に必要な左右のスペースは、ドアミラーの幅プラス1cmと、利便性と快適性が備わったドアとなっている。
もう1つのウリが、乗る人の個性に応じてインテリアを変幻自在に変えられる「カメレオ」と名付けられた画期的なシステム。全12種類のインテリアカラーバリエーションのうち、標準設定以外の11種類をオプションとして購入が可能。全部で18箇所あるパーツはいずれも交換時の工具は不要で、シート座面やシートバックカバーなどは洗えるスグレモノとなっている。
車内スペースは、全長3730mm、全幅1710mmというコンパクトサイズながらも、前後室内長は1800mm、車内幅は最長1330mmと、1クラス上のカテゴリーと同等レベル。着座ポイントは床面から370mmにセッティングされ、高いアイポイントとワイドな視界を確保している。そのほか、ダッシュボード中央上部にはラジオ、時刻、外気温などが表示される多機能ディスプレイを設置。ルームミラーの上には後席モニタリング用ミラーが設けられているなど、ドライバーに配慮された装備も充実している。
プジョーは、206、307、407など、これまで3桁のモデルネームで展開してきたが、従来のモデルとは一線を画す意味でも新型1007は0を2つ重ねた4桁表記。ルールを越えた車名の新型1007は、今までの常識をも超えるクルマとなっている。
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