日産 NV200 ニューヨーク市タクシー「イエローキャブ」特別発表会 ～レッドブルF1 セバスチャン・ベッテル選手がサプライズ登場！～

新型イエローキャブのお披露目にサプライズゲスト「セバスチャン・ベッテル選手」が登場！

日産は、アメリカ・ニューヨーク市のタクシー、通称「イエローキャブ」専用タクシー仕様の「NV200」(日本名「NV200バネット」)が、いよいよ2013年10月末より稼動を始める。

◎参考記事：

■日産 NV200「ニューヨークタクシー」発表会速報[2012年5月29日]

そんな中、東京・銀座の老舗デパート「松屋銀座本店」で行われるフェア「ニューヨークウィーク」にあわせ、このイエローキャブ仕様の日産 NV200タクシーが10月9日(水)から15日(火)の間、店内1階特設会場に、ニューヨークのファッションブランドなどと一緒に展示されることとなった。量産型の日産 NV200タクシーNYC(ニューヨーク市)仕様が日本で披露されるのはこれが初めて。

公開に先駆けて行われた報道陣向けの発表会には、なんとスペシャルゲストとして、F1ドライバーのセバスチャン・ベッテル選手[インフィニティレッドブルF1チーム]が登場し、会場を沸かせた。日産はベッテル選手が所属するF1チーム向けに商用車を供給するパートナーで、NV200もチーム用の業務車両として使われているという。

ベッテル選手は4年連続F1チャンピオンとなるか

ベッテル選手といえば、2010年から3年連続でシリーズ優勝を決めている、F1界の王者だ。今週末の10月13日に三重県鈴鹿で決勝が行われるF1第15戦 日本グランプリを目前に控えての登場となった。しかも今回の鈴鹿の勝敗次第では、最終戦を待たずに今期の優勝(つまり4年連続シリーズチャンピオン！)が決まってしまうかもしれないという、非常に重要なタイミングなのだから凄い。

しかし会場に現れたベッテル選手は、日産 NV200 ニューヨーク市タクシーについて『ニューヨークに行ったらぜひ乗ってみたいね』と穏やかな表情で応えるなど、終始リラックスした様子だった。鈴鹿での勝算についても『今シーズンも4連続優勝を決めている。相性が良く大好きなスズカのコースで、5回目の優勝も鈴鹿で勝ち取りたい』と早くも勝利宣言が飛び出すほど。これは鈴鹿での戦いっぷりが楽しみだ。

ハイブリッド版やEV(電気自動車)版も追って登場か

2011年5月に、世界の競合数社の中からニューヨーク市の選考へ正式に選ばれた「日産 NV200 ニューヨーク市タクシー」。オートックワンでも紹介したコンセプトモデルから始まって、この2年間ニューヨークの地で地道なテストが繰り返されていた。ニューヨーク市や現地タクシー会社、ドライバー、利用者などの意見を反映し、最終的な量産モデルへと進化。8月からメキシコの日産クエルナバカ工場で生産が始まっている。そんな中、この10月末よりようやく導入がスタート。数年をかけて旧型車両との入れ替えを図っていく予定となっている。

日産では今後、今回披露されたガソリン2.0リッターエンジン[CVT]モデルに続き、電気自動車版のNV200導入についても検討するため、既に「リーフ」のタクシー車両でテストを実施している。そのいっぽう現在ニューヨークでは、フォードやトヨタ等のハイブリッドカーを用いたイエローキャブも普及していることなどから、より現実的な解として、ハイブリッド仕様車の導入についても検討していることを明らかにした。

[Photo＆レポート：オートックワン編集部]

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