マセラティ、ラグジュアリー スポーツ セダン「クアトロポルテ GT S」を発表
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4月2日(火)、マセラティ ジャパンは、フルモデルチェンジした6代目「マセラティ クアトロポルテ GT S」を発表した。
「マセラティ クアトロポルテ GT S」は、先代「クアトロポルテ」に比べ、大型化と軽量化が施された、“ラグジュアリー スポーツ セダン”。力強いロングノーズとふくらみのある縦型バーにトライデントをあしらったマセラティ伝統のグリルなど、先代「クアトロポルテ」と現行「グラントゥーリズモ」との繋がりを表現している。
エンジンは、新たに開発した3.8リッター V8直噴ツインターボ エンジンを搭載。さらに、今秋には、3リッターV6モデルをラインアップする。どちらのエンジンもマセラティ本社内の「マセラティ パワートレイン」による完全な新設計で、エンジンの組み立ては提携関係にあるマラネロのフェラーリ工場で行う。
組み合わされるトランスミッションには、“Auto Normal”、“Auto Sport”、“Manual Normal”、“Manual Sport”、“I.C.E.(Increased Control and Efficiency)”と5種類のシフトモードを備えるZF社と共同開発した最新の「AT8-HP70型」8速オートマチック トランスミッションを標準装備。最高出力は530psで、最高速度は307km/h、0-100km/hはわずか4.7秒で加速する。
刷新されたボディ構造は50:50の重量配分を維持し、フロントにダブルウィッシュボーン、リアに最新技術を投入した5リンクサスペンションを装備。ボディパネルは60%強をアルミ製にし100kgの軽量化を実現。燃費向上と排ガス中の有害物質を低減する。
さらに、刷新されたフロント サスペンションに合わせ、アルミ製ステアリング ギアボックスも新設計のものを備える。
インテリアは、ホイールベースを伸ばしたことにより、リアのレッグルームが広がり、前後席を問わず乗車する人の肩まわりを広くゆったりとし、4人乗り5人乗りどちらのレイアウトでも居住空間が拡大している。
また、車載装備のほぼすべてを、簡単かつ直感的に操作できる「マセラティ タッチ コントロール」スクリーンや、調整可能なペダル、リアビューカメラ、オプションのバウワース&ウィルキンス(B&W)製15スピーカーオーディオ システム(1280ワット)等も装備。
「マセラティ クアトロポルテ GT S」のデリバリーは2013年6月開始予定。車両本体価格は、16,900,000円(消費税込)。
マセラティは今後、2015年までに全世界で「年間生産5万台」を計画。さらに新セグメントとして、4ドアセダンの「ギブリ(Ghibli)」、「クーバン」の市販バージョン、SUVの「レヴァンテ(Levante)」の市場導入も予定している。
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