メルセデス・ベンツ 新型CLSシューティングブレーク 新型車速報
- 筆者:
“スポーツクーペ ツアラー”という新しいコンセプト
メルセデス・ベンツ日本は、“スポーツクーペ ツアラー”という新しいコンセプトを持った「CLSシューティングブレーク」を発表した。
昨年、2011年2月に灯火系のフルLED化や新開発エンジンの搭載などで生まれ変わった、2代目CLS。「CLSシューティングブレーク」は、そんなCLSの美しいボディラインを保ちながらも、ラゲッジルームを大幅に拡大させたモデルだ。
“シューティングブレーク”という名称は、1960年代にイギリスの貴族がクーペスタイルの乗用車に余暇を楽しむための道具を乗せるラゲッジスペースを設定し、それをシューティングブレークと呼んでいたことに由来するという。
CLSシューティングブレークのラゲッジルームは、通常時で590リッター。さらに、リアシートを倒すことで1550リッターまで広がり、CLSの3倍を超える容量となる。Eクラスワゴンはおよそ1,900リッターなのでそこまでとはいかないものの、Cクラスワゴンの1465リッターを超える広さだ。
エクステリアは、テールゲートと一体化した流麗なルーフラインが最大の特徴。フロントマスクは、新型CLSと変わらず精悍で力強いイメージを醸し出している。
ラインナップと搭載されるエンジン&トランスミッションは、限定モデルを除きCLSと変わらない。
3.5リッターV6エンジン搭載の「CLS350 ブルーエフィシェンシー シューティングブレーク(970万円)」、4.7リッターV8エンジン搭載の「CLS 4MATIC ブルーエフィシェンシー シューティングブレーク(1240万円)」、そして5.5リッターV8ターボチャージャーエンジン搭載の「CLS 63AMG シューティングブレーク(1680万円)」。
トランスミッションは、全車7速A/Tの「7G-TRONIC PLUS」を搭載している。
また今回、CLSシューティングブレークの発売を記念した限定モデル「CLS63 AMG シューティングブレーク Edition1」も、50台限定で発売された。同モデルはAMGパフォーマンスパッケージを装着しており、最高出力はベース比+24kW/33PSアップの「410kW/557PS」、最大トルクはベース比+100Nmの「800Nm」にまで高められているというモンスターマシンだ。
メルセデス・ベンツ日本が冠スポンサーを務める「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」が、今年も10月13日(土)~20日(土)に渋谷と六本木を中心に開催される。
「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」は、海外のファッション業界の発展を目的としたイベントで、年2回開催。計41ものブランドが2013年の春夏コレクションを発表し、さらに期間中のイベント数は30にも上るという巨大イベントなのだが、CLSシューティングブレークは、その洗練されたデザインからファッション・ウィーク東京のキービジュアルへ採用されている。
また、メルセデス・ベンツ日本ではLPGA(社団法人日本女子プロゴルフ協会)のオフィシャルパートナー契約も結んでおり、1年間で最も活躍した女子プロゴルファーへ、CLSシューティングブレークを贈呈することも決定した。
ファッションやゴルフなどにCLSシューティングブレークを採用する理由について、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役副社長の上野金太郎氏は、「CLSシューティングブレークは何事にも妥協せず、仕事にも趣味にも強いこだわりを持ち、アクティブに人生を楽しむ方のためのモデル。そのため、CLSシューティングブレークは、様々なアクティビティに登場させる」と語る。
販売台数については、まずは年間で「数百台を目指す」(上野氏)としている。ラゲッジ拡大により実用性が大幅に増したCLSシューティングブレーク、その走りについては石川真禧照氏の海外試乗レポートにてぜひご覧頂きたい。
この記事にコメントする