ロールス・ロイス 東京ショールーム 新装オープン 発表会速報
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芝公園へお越しの際は是非ロールス・ロイスへ!
ロールス・ロイスが日本での販売拡大に乗り出した。
9月6日、ロールス・ロイスが東京ショールームをリニューアルオープンさせた。場所は、オフィスビルでひしめく港区芝。
芝園橋交差点そばのオフィスビル1Fに構えるこのショールームは、これまで日本での販売を担ってきた横浜ショールーム(二コ ル・モータース)の設備拡大と、青山に在った東京ショールーム(コーンズ・モータース)のバージョンアップを理由に、新たに設置されたショールームだ。
新装オープンした東京ショールームのコンセプトは“洗練されたプライベート空間”。延床面積は313平方メートルで、ロールス・ロイス5台が展示可能という広さだ。
ビスポークラウンジ(オーダーメイドルーム)と呼ばれるスペースには、ウッド、レザー、ペイントの最新サンプルが並び、顧客は、自分だけのオリジナルのロールス・ロイスを思い描きながら、一つ一つゆっくりとチョイスすることができる。
同社のトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、この東京ショールームの新装オープンに、「芝は東京の中心。この好立地を活かし、ロイヤリティの高い顧客層の獲得をさらに目指したい。日本での事業拡大は必ず良い結果をもたらすと信じている」と語った。
日本は販売店あたりの顧客数がアジア太平洋地域で最大
ロールス・ロイスは日本での法人組織を持っていない。そのため日本での販売権はコーンズ・モータースと二コル・モータースが賄っているのが現状だ。
とくに前者のコーンズ・モータースは1964年の日本においての代理店販売契約から、これまでに3000台以上を販売してきた言わずと知れた名門ディーラーである。そして2003年にBMWグループへの傘下併合により誕生した新生ロールス・ロイスからは、その日本における3000台以上のうち、390台以上を販売。これを2012年までの9年間で割ると、1年間で平均約40台以上をここ日本で捌いていることになる。
現にロールス・ロイスは日本の販売店あたりの顧客数がアジア太平洋地域において最大。さらに、中国を除くアジア圏でも最大の販売台数を達成したという状況に関して、「日本はきちんと本物の見極める高い見識を持ったお客様が多い。その証拠に先日日本での受注を開始したファントム・シリー ズⅡへの反響と販売状況を見れば明らかである」と、コーンズ・モータースの渡謙作代表取締役社長は述べる。
2012年度中には大阪にも新たな拠点を!
また、トルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは「昨年は東日本を襲った大震災の年。それでも2011年の販売台数は、2010年の販売台数と同水準であったことに、日本経済の根源力の凄さには驚かされた。しかもファントム・クーペは東京からの注文が一番早かった」とコメントするなど、ここ東京、いや日本という市場自体に引き続き大きな期待を寄せていることは確かだ。
2012年度中には大阪にもコーンズ・モータースによる新たな拠点を設けることを発表したロールス・ロイス。
日本市場における急速な事業展開の真意とは・・・。
個人的にはこれほどまでの雲上カーが飛ぶように売れる時代が再来することを切に願うばかりだ。
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