「Audi Q3 Cube」現る。

箱根彫刻の森美術館に奇妙な「箱」が出現

箱根彫刻の森美術館に、突如現れた不可思議な立方体の建造物。全面がミラーで覆われ、見るからに近寄り難い雰囲気を醸し出す。

実はこれ、アウディによるプロモーションの一環となる作品。本年5月上旬に日本デビューを飾るプレミアムコンパクトSUV「アウディQ3」の 世界観を披露するために設置されたもので、その名は「Audi Q3 Cube」

案内する人がいなければ入り口もどこだかわからない外観。そんな前衛的で無機質な佇まいは、いかにもアウディを連想させる現代的アート作品の装いだ。

「Audi Q3 Cube」の中は、約5m四方の空間で、決してお世辞にも広いとは言えない。その中には、日本初公開となるアウディQ3がギリギリ目いっぱいに置かれ、まずは存在感をアピールする。

そのQ3の四方八方を取り囲むようにして、全面にミラーが設置されており、そこへQ3の世界観をイメージした様々なCG映像が映し出されるという仕組み。

この「Audi Q3 Cube」だが、ここ箱根彫刻の森美術館に置かれるのが初ではない。Q3を世界に先駆けて発表したスペインのバルセロナの地では、体験型アトラクションとして既に展示された過去をもつ。

箱根彫刻の森美術館は、現代アートの宝庫として、実に名高いオープンミュージアム。スペインを代表する芸術家であるパブロ・ピカソの作品を中心に、世界有数のアート作品が楽しめる。

今回の「Audi Q3 Cube」も、なんら違和感なく、ごく自然と溶け込んで見えてくるのは、彫刻の森美術館の雰囲気か、それともアウディの魔法なのか。

「Audi Q3 Cube」の開期は4月27日（金）から5月13日（日）まで。また、屋外ではQ3の実車を使った、実際に見て触れて感じていただく「タッチ＆トライコーナー」も設置される。

「アウディは永遠に美しくなければならない」というデザイン・アイデンティティを持ってこそ成せた、今回の「Audi Q3 Cube 」

アートとデザインの間を見事に行き来する、その世界最先端のアウディのセンスをぜひ体感してみてはいかがだろうか。

（TEXT：吉澤憲治）