ランドローバー ディスカバリースポーツ 試乗レポート/金子浩久(1/3)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:ジャガー・ランドローバー・ジャパン/金子浩久
プレミアムなデザインと優れた多用途性を目標に開発された
ランドローバー ディスカバリースポーツにアイスランドで乗ってきた。
ディスカバリースポーツは昨年10月のパリ自動車サロンで発表されたランドローバーのコンパクトSUV。実質的には、フリーランダーの後継となる。
ランドローバー社は、現在、彼らの3つのブランドの明確化を推進している最中で、このクルマには兄貴分のディスカバリーとともにディスカバリーブランドの中核を担わせようとしている。
ちなみに、レンジローバーブランドは“ラグジャリー”、ディフェンダーブランドは“デュアルパーパス”、そしてディスカバリーブランドは“レジャー”という方向性が与えられている。
そのために、ディスカバリーは「プレミアムなデザインと優れた多用途性」(同社デザインディレクター兼チーフクリエイティブオフィサーのジェリー・マクガバン氏)を開発目標としている。
ランドローバーの特徴をうまく現代化
ディスカバリースポーツのライバルとなるのは、BMW「X3」やアウディ「Q5」、ボルボ「XC60」などのプレミアムコンパクトSUVたちだ。
エクステリアデザインは、ご覧の通り、フリーランダーよりも曲線と曲面を生かしたカタチをしていて、フロントフェイスは上下幅の狭いグリルを積み重ねた最近のレンジローバースポーツやイヴォークなどと共通するもの。
サイドビューは、2014年4月のニューヨーク自動車ショーで発表された「ディスカバリービジョンコンセプト」というコンセプトカーの特徴が盛り込まれている。
具体的には、サイドビューの印象を決定付けるCピラーの形状とルーフとの結合角度、グリーンハウスの形状と面積比などがとてもよく似ている。テールライトの形状も相似している。
イヴォークほどスタイリッシュというわけではないが、ランドローバーの特徴をうまく現代化していると思う。
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