試乗でわかった!後輪駆動版のウラカンLP580-2は「限界のわかりやすさ」を追求したスーパーカー!(1/3)

  • 筆者: 大谷 達也
  • カメラマン:ランボルギーニ ジャパン
試乗でわかった!後輪駆動版のウラカンLP580-2は「限界のわかりやすさ」を追求したスーパーカー!
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コーナリングの限界「崖っぷち」を知るには?

ランボルギーニ・ウラカンLP580-2ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

まだ運転が全然いけてなかったウン10年前、私はスーパーカーに乗るのが怖くて怖くて仕方ありませんでした。

特に雨のコーナリングは恐怖以外のなにものでもなく、ひたすらゆっくりとしか走れなかったので、後ろから追いついてきたスポーティなコンパクトカーなどにバンバン抜かれたものです。

なぜそんなことが起きたのでしょうか?唐突ですが、ここで崖っぷちに立たされた人の心理を考えてみてください。

もし、「崖っぷちはここ」とはっきりわかっていれば、わりとそのギリギリまで行けるかもしれませんが、「この先のどこかに崖っぷちが隠されています」といわれたら、恐ろしくて一歩も前に進めなくなるでしょう。

それと同じで、コーナリングの限界があらかじめわかっていれば、ドライバーはかなりそれに近いペースで走れますが、どこが限界かがわからない状態では、実際の限界よりもずっと遅いペースでしか走れないことになりかねません。

だから、クルマの性能を向上させてただ限界を引き上げるだけでなく、「限界がわかりやすい設定」をすることが、安全のためにもスポーティドライビングのためにもとても大切なのです。

「限界のわかりやすさ」を追求したスーパースポーツカー

ランボルギーニ・ウラカンLP580-2ランボルギーニ・ウラカンLP580-2

前置きが長くなりましたが、先日試乗したランボルギーニ・ウラカンLP580-2は、性能が高いのはもちろんのこと、この「限界のわかりやすさ」を徹底的に追求した最新のスーパースポーツカーだったので、ここで紹介したいと思います。

実を言うと、最近のスーパースポーツカー業界では、この「限界がわかりやすいクルマ作り」が重要なテーマに位置づけられていて、各メーカーが懸命の努力を続けています。

具体的には、パワーステアリングの設定に工夫を凝らして路面の感触を掴みやすくしているほか、クルマの横滑りを防止するESPに最新の技術を投入して「少しくらいクルマが滑り始めてもコンピューターが補正する」仕組みを用意することで、限界に近づいたことを早めに知らせたり、うっかり限界を越えてしまったときにも安全に対処できるようにしているのです。

それでも、「おお、崖っぷちに近づいてきた!」と感じられるのは限界の9割か、せいぜい8割くらい。経験豊富なドライバーだったらこれでも十分でしょうが、「これからスポーツカーに乗って腕を磨きたいと思っています!」という中級ドライバーには、いささか荷が重い相談です。

ところがウラカンLP580-2は、この“限界察知レベル”を7割か8割くらいまでグンと引き下げ、さらに多くのドライバーが安心してスポーツドライビングを楽しめるように作られていたのです。

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大谷 達也
筆者大谷 達也

1961年、神奈川県生まれ。エンジニア職を経験後、1990年二玄社に就職し、CG編集部に配属となる。以来、20年間にわたり同誌の新車情報、モータースポーツに関する記事を企画・編集・執筆。2010年3月フリーランスとなる。現在もCGの編集・執筆業務に携わる傍ら、ENGINE、GENROQ、東京中日スポーツ新聞、レーシングオンなどにも寄稿。日本モータースポーツ記者会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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