autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 試乗レポート ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一

試乗レポート 2012/6/18 16:55

ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一(1/4)

関連: ランボルギーニ Text: 清水 草一 Photo: オートックワン編集部
ランボルギーニ アヴェンタドール 試乗レポート/清水草一

思わず「土下座したくなる」ほど暴力的なアヴェンタドールの造形

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 フロントイメージランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 リアイメージ

戦国期、いい馬に乗るということは、武将にとって実用以上の軍事的プレゼンスがあった。

当時、名馬を持つのは“男の夢”。それに乗っているだけで、仲間から一目置かれ、社会的地位すら上がったのである。あくまで物語ではあるが、山内一豊の妻はヘソクリで夫に名馬を買い与え、それをきっかけに夫は、凡将でありながら土佐一国の太守にまでのし上がった。

馬≒クルマ。そういうことなのだ。実用的にはまったく不必要なスーパーカーの立脚点はそこにある。とにかくすげぇクルマに乗る。それによって男は「立つ」のである!

ランボルギーニ・アヴェンタドール。

これは物凄いクルマだ。何が凄いって、まずカッコが凄い。この強烈なキャブフォワード(キャビンが車体の前寄りにあること)。カウンタック以来のランボルギーニの伝統は完璧に守られている。フロントウィンドウからボンネットにかけての傾斜が、子供が滑り台として使えそうなほど一直線である点を含めて。

加えてアヴェンタドールは、多角形(ポリゴン)の造形を随所に散りばめている。

特にフロントエンドの造形は、湾岸戦争で活動したF-117ステルス戦闘機を完璧に想起させる。「これでレーダー波の乱反射を防ぐのか……」って感じで、たたずまいのすべてが超武闘派。暴力の美である。

見ただけで「参りました!」と土下座したくなる。

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ヘッドライトランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 サイドミラーランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 エンジンルームランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ホイールランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 ブレーキキャリパー

「4,100万円」の戦艦はスイングアップドアにミッドシップレイアウトを採用

清水草一氏の以前の愛車「ランボルギーニ・カウンタック」

ドアはもちろん、カウンタック以来のスイングアップ式だ。私も去年までカウンタックに乗っていましたが、このドアの威力は凄かった。

サービスエリアでこれを開けていると、わらわらと人が集まってくる。時に人気なのはママと幼児の組み合わせ。「凄いクルマね~○○ちゃん、絶対触っちゃダメよ」などと言って、何組もママと幼児が集まってきた。

隣にフェラーリが止まっていても目もくれない。そこにクルマなどないかのように、完璧に無視してくださった!スイングアップドアの軍事的プレゼンスはかくも絶大だ。

ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4 イメージ(スイングアップドア開)ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4(スイングアップドア開)

アヴェンタドールは、12気筒エンジンを車体中央に積んだミッドシップレイアウトを採用している。ライバルのフェラーリはこの分野からすでに撤退し、エンジンを車体前部に移してしまった。ミッドシップはV8の458シリーズだけ。「もう戦艦はいらない」という判断だろう。

しかしランボルギーニは戦艦にこだわった。どんなにカネがかかっても、どんなにムダでも、とにかく「男は戦艦」!大和でありミズーリなのだ。イタリアの戦艦つーとヴィットリオ・ヴェネトですか?その点に関しては、大乗フェラーリ教信者である私も敬服するしかない。

というような、猛烈に凄い、お値段4,100万円もするおクルマに、サーキットで乗せてくださるという信じられない機会がやってきた。

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

ランボルギーニ の関連記事

ランボルギーニの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

ランボルギーニ の関連記事をもっと見る

ランボルギーニ の関連ニュース

ランボルギーニ 新車人気ランキング  集計期間:2017/10/18~2017/11/18