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自動車購入ノウハウ 2017/7/26 09:08

車の傷の直し方|自分で傷を修理する方法とは?

車の傷の直し方|自分で傷を修理する方法とは?

車の傷を補修する方法

車のボディについた傷の補修と聞くと、非常に難しいことのように思いませんか?家のドアや壁の引っかき傷程度なら、自分で修理しようと思う方は多いと思いますが、こと「車」となると尻込みする方は多いでしょう。しかし、家の壁も車のボディも、小傷程度なら修理の難易度はそれほど変わりません。完璧に補修するのは難しいかもしれませんが、どこに傷があったのかわからない程度であれば、初心者でも補修することは可能です。

DIYでボディ傷の修理をする人が多いので、カー用品店に行けばたくさんの補修グッズが並んでいます。どれを選べば良いかは、傷の状態や傷の深さによって使う道具や修理方法が異なります。例えば、車のドアに表面をこすったような薄い傷であれば、スプレー塗装で補修可能です。引っかき傷のような少しボディの塗装が剥がれたような傷であれば、耐水ペーパーで傷をなめらかにしてから、傷部に光硬化パテを塗り込み、乾いた後にパテで表面をなめらかにし、その後にスプレー塗装を行うという工程がスタンダードです。

傷がついた車は周囲から目立ってしまうので、この機会にDIY修理にチャレンジしてみてください。すり傷が無くなると、車の見た目も変わり、車への愛着が深くなるはずです。小傷、引っかき傷をスルーせず、休日にDIY補修にトライしてみましょう。

 

初心者でもできる!!コンパウンドを使って傷を修復

ボディの小傷程度ならコンパウンドで補修可能です

日々運転していると、ちょっとした油断で傷つけてしまうものです。自身が気を付けていても駐車場に停めていて、戻ってきたらバンパーにすり傷があった…ということもあるでしょう。ごくごく浅い小傷がバンパーにできていた場合は、研磨材のコンパンドで補修していきます。

 

傷を修理する手順その1:傷のついた部分を水で洗う

まずは、小傷がついた部分を水洗いします。濡れた布などで表面に付いた埃や汚れを落としてきれいにしましょう。汚れが付いたまま作業を始めてしまうと、小さな砂や砂利で余計に車に傷を付つけてしまったり、作業効率の低下につながったりします。

 

傷を修理する手順その2:傷の部分をコンパウンドで磨く

次に、コンパウンドを綺麗な布か、スポンジにつけて、傷がついた部分を磨いていきます。力を入れずに優しく、傷にそって真っ直ぐに磨きます。コンパウンドは傷を埋めるのではなく、あくまでも削り取って小傷を目立たなくするのが目的です。力を入れて擦っているとボディが変色してしまうので注意が必要です。

 

傷を修理する手順その3:より細かいコンパウンドで仕上げる

傷が薄くなってきたら、さらに粒子が細かいコンパウンドで磨きます。粗目のコンパウンドから細目のコンパウンドへと順番に研磨することによって、ツヤが出てきます。使うスポンジは使うコンパウンドごとに使い分けます。同じスポンジを使ってしまうと、粗い研磨剤が残ったスポンジで細かい研磨剤をつけることになるので、注意が必要です。仕上げは液体コンパウンドで磨きあげます。

初心者でも簡単!!タッチペンを使って傷を修復

小さな傷のタッチペン補修は尖らせた割りばしで塗るのが便利です

次に、塗装が少し剥がれた小傷の修理です。高速道路などでボンネットやバンパーに飛び石が当り、塗装が剥げてしまうことはよくあることです。小さな塗装の剥がれなら、タッチアップペンなどでの補修がお手軽です。タッチアップ塗料は、小さいハケで塗装が剥げたところを塗っていく補修方法です。タッチアップ塗料は、カーメーカーの純正品の他に、ケミカル用品メーカーからも発売されています。購入する際は、自分の車のボディカラーを確認したうえで購入してください。

 

傷を修理する手順その1:傷のついた部分を水で洗う

まず、下準備として水洗いをします。加えて、ワックスや車に付いた油分を除去します。油分を落とす際には、シリコンオフという、下地処理のための脱脂剤があると便利です。下準備は、タッチアップペンの塗料をしっかりとボディに定着させるために必要な準備です。

 

傷を修理する手順その2:タッチペンで傷の部分を塗る

下準備が出来たら、傷以外の場所に塗料がつかないように、補修したい傷に沿ってマスキングテープを貼りボディを保護。タッチアップペンで点を打つように丁寧に塗って埋めていきます。傷が小さい場合は、尖端をとがらせた割りばしなどに塗料をのせ少しずつ塗っていくと、塗料の塗り過ぎを防ぐことができます。塗り終わったら乾燥をさせ、再度塗料を塗り乾燥を繰り返しましょう。ボディよりも塗料が盛り上がる状態になるまで塗り重ねます。乾いたら、マスキングテープを剥がし、塗料が完全に乾くまで、一週間ほど自然乾燥をさせます。タッチペンでの傷補修は塗っておしまい、の方が多いのですが、盛り上がった塗料を削っていく次の工程を行えば、補修の完成度がグっとアップします。

 

傷を修理する手順その3:塗料とボディの段差がなくなるよう磨く

タッチアップペンで塗って盛り上がっている傷の部分に沿って、マスキングテープを上下に何枚か重ねて貼って高さを出します。次に、耐水ペーパー(防水の紙やすり)を濡らして、盛り上がった塗料を研磨していきます。粗い目の耐水ペーパーから始め、徐々に細かい目のものに変えていきます。この粗さのことを「番手」といい、番手の数字が小さければ目が粗く、大きければ目が細かいやすりです。マスキングテープからはみ出さないように注意しながら、力を入れ過ぎずに、優しく磨いていきます。

塗料が平らになってきたら、重ねたマスキングテープを上下1枚ずつ剥がし、塗料の盛り上がった箇所を再度耐水ペーパーで磨きます。この作業を繰り返し、最後の1枚になるまで研磨します。マスキングテープを剥がして、耐水ペーパーをさらに細かい目の番手に変えて、ボディと塗料の段差がなくなるまで磨きます。最終仕上げは、液体コンパウンドでつやが出るまで磨き上げて終了です。

凹み傷はパテを使って修理します

プロがパテを使うときはここまで丁寧にマスキングします

バックで駐車するときに壁にぶつけてしまって、車に凹み傷をつけてしまった、という経験はカーオーナーであれば1度は経験していませんか。小さい凹み傷であれば、我慢して乗っているうちに、気にならなくなる方もいるでしょう。しかし、意外と凹み傷は第三者から見ると目立ちます。車のボディに大きな凹み傷をつけた場合は、プロの業者にお任せするほうが無難ですが、小さな凹み傷であれば自分で修復するのもひとつの方法です。凹み傷を修復するにはコンパウンド、塗料だけでなく、凹んだ部分を埋めて補修するパテも必要となります。

 

傷を修理する手順その1:パテが定着するように下準備をする

それでは、補修の仕方を解説します。まず、最初の段階は、パテを塗るための下地処理です。凹みの箇所を水洗いして汚れを落とし、作業がしやすいように修復する部分をマーキングします。次に、補修箇所の塗装を綺麗に剥がすために、目が粗い耐水ペーパーでボディをこすり、次に少し細かい目の番手に変えて表面をなめらかにしたら、シリコンオフスプレーなどを用いて、塗装面の油分などを取り除きます。塗装面に油分が残ったままだと、パテが剥がれる原因のひとつになるのでしっかりと油分を除去することがポイントです。

 

傷を修理する手順その2:パテを塗り、塗った部分を磨く

それでは、パテを使って補修します。凹みが一番大きい部分には、パテを押し付けるように厚く塗り、凹みが無い面に向かって薄く塗っていきます。塗り終えたら、パテを硬化させるために約15~20分間、乾燥させます。続いて、盛り上がったパテを研磨するのに最適な番手の耐水ペーパーを選んで磨きます。パテを塗った範囲の外側から磨くのがコツです。パテと塗装面の段差が無くなり平らになったら、さらに細かい目の番手の耐水ペーパーに変えて、表面がツルツルになるまで磨きます。素手でパテとボディを触りながら、削り具合をていねいにチェックして、削り過ぎないようにします。ここで1度、削れたカスなどを洗い流し、きれいな布で拭いたら、再びシリコンオフスプレーを使って汚れを除去します。塗装したい箇所以外に塗料がつかないように、ボディをマスキングします。

 

傷を修理する手順その3:パテの部分を塗装して仕上げる

車の塗装には手順があります。車のボディカラーは、下地となる下塗りがあって、平滑な塗装面を作るための中塗りがあり、ベースカラーとなる上塗りと段階に分けられて塗装されています。メタリックやパール・マイカ塗装の車であれば、ベースカラーの上にさらに上塗りのクリアー塗装がされています。補修用の塗料も車のボディカラーに合わせて段階を踏まえた塗装が必要です。

最初は下地用の塗装から始めます。一度に塗ろうとせずに、数回に分けて重ね塗りをしていきます。乾燥したら、下地塗装と、元のボディカラーとの段差を無くすために、耐水ペーパーで磨きます。研磨後はシリコンスプレーで汚れをふき取ります。カラーの塗装をするために再度、マスキングをします。カラースプレー塗装はかなり飛び散るので、広い範囲でマスキングをしておくと安心です。

カラースプレーの塗装前にボカシ材を使うとなおベストです。ボカシ剤とはカラー塗装をした際に生じる、スプレーダストといわれる、白っぽいザラザラを発生させないようにするためのものです。ボカシ剤をスプレーし、乾かないうちにカラースプレーで塗装を開始します。メタリック、パール・マイカ塗装の場合は、仕上げにクリアー塗装も行います。3~5回ほど、塗り重ねてつやのあるボディに仕上げましょう。最後にボカシ剤でまんべんなくスプレーをし、塗料が乾くまで約1週間、しっかりと乾かします。乾燥した後は、仕上げ用のコンパウンド、液体コンパウンドで磨いてボディをピカピカに仕上げれば完璧です。

車の小傷、引っかき傷の補修にそろえたいグッズ

車の小傷、引っかき傷の補修にそろえておくと便利なアイテムを紹介します。

 

コンパウンド

浅い表面傷の補修には極細、細目、液体コンパウンドを揃えておくと便利です。あわせて、コンパウンドを塗るときに使用するスポンジ、または、布を何枚か用意しておきましょう。

 

タッチアップペン・スプレー

車の塗装が剥がれるのは、車に乗っていれば起こりうることです。車のボディカラーを確認して、純正色のタッチアップペンや、スプレーは用意しておくと便利です。ボディカラーの調べ方は、運転席側のドア部分やエンジンルーム内に取り付けられている、型式プレートに記載してある、COLOR No.やCOLOR CODEを見て確認してください。塗装をきれいに馴染ませるためには、塗装面の油分除去がポイントです。あわせてシリコンオンスプレーも用意しておくと便利です。

 

耐水ペーパー・パテ

少し深さのある引っかき傷を修理するには、耐水ペーパーと、パテの用意が必要です。耐水ペーパーは使う用途、作業の内容によって使い分けをします。例えば、ボディの塗装をはがすときは粗い目の150番、盛り上げたパテをならすなら320番、タッチアップ塗料の研磨をするなら1000番、塗装の仕上げに磨くなら2000番といったように使い分けをします。番手の数字が大きくなるほど目が細かくなります。ホームセンターには、耐水ペーパーが豊富に取り揃っています。1セットで何種類かの番手がセットになった商品もありますので、まとめて購入しておくと便利です。あわせてパテを塗るときに便利なパレットやヘラ、マスキングテープ、コンパウンド専用のスポンジ、使い捨てのウエス、新聞紙などを用意しておくと、凹み傷を修理するときに重宝します。マイカー用の救急箱として用意しましょう。

車の小傷、引っかき傷は自分で直そう!

写真レベルまでボディが凹むとDIYでの修理は絶望的です…

家の壁や床の小傷は、自分で修理しているかたは多いと思いますが、とかく工業製品である車となると、自分で補修することに対してしり込みしがちです。大きな凹みや傷はプロショップに任せる方法がベターですが、小傷や引っかき傷程度であれば、自分で修理するのも車に愛着が湧く方法のひとつです。マイカーのリペアアイテムを自分で選んで車内に積んでおけば、まさに自分の車専用の救急箱となります。これまでは「いつかまとめてプロに任せよう」と、我慢していた傷も、自分で直せる小傷だとわかれば気持ちも少し晴れるものです。空いた時間に気軽にトライしてみましょう。

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