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自動車購入ノウハウ 2012/7/1 20:21

任意保険はどんな仕組み?

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みんなで助け合うのが保険の基本

損害保険は大勢の人がお金を出し合って、損害賠償が必要になった人を助けるという相互扶助で成り立っています。自動車保険も同様に自分が事故を起こした時には、ほかの大勢の人の保険料から保険金を支払ってもらい、自分以外の誰かが事故を起こしたら、自分を含む大勢が保険料で保険金をカバーします。任意保険の保険料は一見掛け捨てに見えますが、実際には誰かのために使われているということです。しかし、自分が支払う保険料とほかの誰かが支払う保険料の額は同じではありません。

なぜ保険料が同じでないのかは、様々な要因が複雑に絡んできます。最もわかりやすいのは保険に加入している自動車の種類です。軽トラックのA車とフェラーリなどの輸入高級スポーツカーのB車では、排気量も出せるスピードも変わってきます。とは言え事故が起きた時、どちらの事故の被害が大きくなるとは言い切れません。そこで過去の統計から割り出された「型式料率クラス」を用いることになります。これは過去のA車、B車の事故率から導かれています。仮にA車の被害は小さく、B車の被害が甚大という統計結果ならB車のほうが高くなる料率を適用されるので、保険料はB車のほうが高くなります。

この料率を決めているのが損害保険料率算出機構です。会員である各保険会社から持ち寄られたデータをもとに同機構は料率を計算。その料率を保険会社は参考に使い、保険料を決定しています。この料率は前述した車に限って用いるのではなく、車の使い道、ドライバーの年齢、保険金額など様々な要素が絡んできます。任意保険ではこのような仕組みを元に保険料を決めています。

保険金が支払われるまでの流れ

次に保険金が支払われるまでの流れです。対人の交通事故を起こしたとします。人を巻き込む事故では次のような補償が必要になってきます。

治療費相手にケガをさせてしまった場合

入院費相手の入院時の費用

通院交通費相手が通院に利用した公共交通機関、タクシーの費用

休業補償仕事を休んだ場合の補償

逸失利益事故が無ければ得られていた利益(例:会社員の生涯賃金、開業医の所得利益)

家屋改築費、車の購入費被害者が後遺障害になった場合の手すりや介護用車両の購入

葬儀費用被害者が亡くなられた場合の葬儀費用

慰謝料ケガの具合、状態により金額は異なる

これらは対人事故の代表的な賠償内容ですが、場合によっては他の費用も発生する可能性があります。

被害が自賠責保険の補償範囲や保険金額を超えた場合、任意保険で被害者への賠償責任を果たすこととなります。後遺障害で賠償額1億円だった場合、自賠責保険から4000万円が支払われ、残りの6000万円が任意保険から支払われることになります。一般的には被害者の損害内容が確定(病状固定)すると保険金支払いの手続きが取られます。

なお相手方の車や自分のケガやマイカーの損傷などは全て自賠責保険では補償できません。これらをカバーしてくれるのも任意保険の対物賠償、車両保険、人身傷害保険などになります。自賠責保険が対人のみのシンプルな補償であるのに対して、任意保険では対人に加えて対物や車両、自分のケガ、訴訟時の弁護士費用などを用意することも可能です。

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