ジープ チェロキー・ラングラー 雪上試乗レポート/山本シンヤ(2/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:阿部昌也
無事にAカメラマンをピックアップし、改めて「都心からスタート!!」ということで、新宿のビル群をバックに記念撮影。ここにいると大ヒットした刑事ドラマ「太陽にほえろ」のテーマが頭の中で流れるのは気のせいだろうか?(笑)。ちなみにチェロキーのスマートワイルドなデザインは、都心のコンクリートジャングルにも溶け込むデザインだと思う。
新宿から程近い中野長者橋入口から首都高速中央環状線に合流、戸田南より外環経由の関越道でまずは目的地の軽井沢へ!
80~100km/h付近でのハンドリングは決して機敏ではないが、操作に対する応答性は非常に素直な特性だ。凹凸が続くような道で225/55R18サイズのタイヤ(今回はグッドイヤー製のスタッドレス)&ホイールがバタバタ動く感じがするのはちょっと残念な部分だが、それ以外は快適かつシャキッとした乗り心地なので、乗用車から乗り換えても違和感はないだろう。
面白いのはアルファロメオのプラットフォームをベースにしていながらも、クルマの動きはユックリで心地よいダルさがある…と言ったアメ車のいい雰囲気もシッカリと残されているのは嬉しいポイント。これはJEEPとしての意図的な演出なのか?
動きはユックリで心地よいダルさがあり、アメ車のいい雰囲気を残す
関越道ではリミテッドに標準装備の「アダプティブクルーズコントロール」と「車線逸脱警報(LaneSense)」を試す。動きはユックリで心地よいダルさがあり、アメ車のいい雰囲気を残す(笑)のだが、どちらの機能もドライバーの意思に近い緻密な制御をしてくれるので、スバルやボルボ、メルセデス同様に安心してクルマに任せることができた。
また、必要十分なスペースが確保されており、フロントで適正なポジションでも後席のレッグルームは十分確保されている。上下方向の閉塞感はいい意味で2代目XJ型を思い出させてくれるが、オプションのガラスサンルーフを装着すれば解放感が一気にアップする。
[次ページへ続く]
この記事にコメントする