ジープ チェロキー 海外試乗レポート(1/2)

  • 筆者: 石川 真禧照
  • カメラマン:クライスラー日本株式会社
ジープ チェロキー 海外試乗レポート
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新型チェロキーの実力とはいかに

ジープといえばオフロード走破性能の高いブランドとして知られている。その歴史は1940年代の第二次世界大戦までさかのぼる。

チェロキーは1983年にアメリカ市場にデビューし、SUV市場というのもを創り出したモデル。デビュー以来、4WD車、SUV車のスタンダードになっている。

日本市場には87年に右ハンドル仕様が登場し、パワフルでプレミアム性の高いアメリカンSUVとして、日本でのSUVブームに貢献している。

新型は日本では夏前までにデビューの予定だが、ひと足先に、アフリカのモロッコで行なわれた国際試乗会でハンドルを握ってきた。パリダカールラリーのコースの一部も走る(今年のラリーは中止になった)という過酷な試乗だったが、新型チェロキーは新開発の4×4システムで素晴らしい走破力を見せてくれた。新開発のサスペンションや新装備を投入した新型の実力は間違いなくトップレベルだ。

初代チェロキー・テイストを垣間見るNEWデザイン

ボディサイズは全長は現行モデルと同じ4,495mmだが、ホイールベースは44mm、全幅も19mm大きくなった。全高は40mmも低い。デザインも現行の丸目ヘッドランプではなく、角型になり、ジープの顔である7本の縦型スリットが長くなり、ボディ全体も角ばった感じ。右ハンドル仕様でSUVブームの礎を創った初代チェロキーのイメージだ。

前後のフェンダーの張り出しも力強く、オフロードイメージが強調されている。

インテリアではフロントシートの助手席背もたれは前倒しで水平になり、リアの6対4分割可倒シートと合わせると、広い荷室スペースにもなる。ルーフはフルオープンのキャンパストップも開発された。これは「スカイスライダー」と名付けられたキャンバスルーフ。約16秒で開閉でき、前席の頭上からリアシートの上まで大きく開くオープンルーフ。とても開放的。閉じると遮音性も高く、快適さも失なわれていなかった。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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