ジャガー XF ポートフォリオ 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
パワーも燃費も向上、排出ガスは低減
Eクラス、5シリーズ、A6、レクサス・・・このセグメントには実力ある競合車がひしめく。
そんな中、従来のSタイプでは力不足とジャガーも考えてか、次世代を担うべきニューモデルを開発し、世に送り出したのがXFシリーズだ。日本には2007年秋より導入されている。
そのXFシリーズが、早くも大掛かりなマイナーチェンジを実施。
ポイントはエンジン。
直噴化し、可変バルブタイミング機構を採用した「AJ-V8 Gen III」ユニットは、排気量を従来の4.2Lから5Lに拡大。NAとスーパーチャージドがあり、NAで従来の最高出力224kw(304ps)、最大トルク421Nm(42.9kgm)から、それぞれ283kW(385ps)、515Nm(52.5kgm)と、800ccという数字からイメージするよりもずっと大きな上がり幅のスペック向上を果たしている。
このご時世に排気量アップというと、逆行しているように感じるかもしれないが、実際には環境性能も格段に向上している。
つまり、パワーも燃費も向上し、排出ガスが低減されている。ところが、排気量拡大により自動車税がワンランク上がってしまうというのは、日本の自動車税制は早いところ見直す必要があると思わずにいられない。
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