ジャガーがあえてクロスオーバー車を造る意義とは/新型 SUV「ジャガー F-PACE」海外試乗レポート(2/5)

  • 筆者: 金子 浩久
  • カメラマン:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
ジャガーがあえてクロスオーバー車を造る意義とは/新型 SUV「ジャガー F-PACE」海外試乗レポート
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アドリア海を臨むモンテネグロでF-PACEの実力を試す!

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10年前まではセルビア・モンテネグロという国の半分で、もっと前はユーゴスラビアの一部だったモンテネグロで二日間にわたって新型「ジャガー F-PACE」を試乗した。

結論から先に述べてしまうと、F-PACEは現代のシューティングブレイクである。速く、ジャガーならではの贅が尽くされたインテリアが魅力的で、荷室も広く取られている。シューティングブレイクと決定的に違うのは、現代的な4輪駆動システムを採用し、十分な最低地上高を持ち、オンロードでのパフォーマンスと併せてオフロード走行性能を確保しているところだ。

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ドイツ車とは明確に違うそのタッチ

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最初に乗ったのは3.0リッターV6ガソリンエンジンを搭載した「S」モデル。トランスミッションは8速AT。

入り組んだ海岸線から急勾配を駆け上がっていく細い道を苦もなく加速していく。380馬力は伊達じゃない。乗り心地が快適なのにも驚かされた。タッチが柔らかいのに良く踏ん張る。ペースを上げていっても姿勢変化がとても少ない。

最低地上高が高くされ、車高も低くはないのに、左右へのボディのロールや前後へのピッチングもよく制御されている。ハンドルを切っても機敏に向きを変えるし、それでいて過敏なところや荒っぽいところがない。XEやXFから自然と発展してきた感じがクルマ全体から伝わって来る。ドイツ車の多くは乗り心地にしてもハンドリングにしてもエッジが明確でもっと硬質だけれども、ジャガーはエッジが丸められていて、柔らかさが先に来る。

シャシーにアルミを75%用いているのはセダンの「XF」や「XE」と同じ手法だ。アルミは、軽く強靭に作り上げることができる。

大型タッチスクリーンを用いたインフォテインメントシステムを採用

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F-PACEのインテリアでは、XFと共通するところが多い。メーターパネルは12.3インチのTFTスクリーンだし、センターコンソールは10.2インチの静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「In Control Touch Pro」が装備されている点もXFと共通している。

それによって、ドライバーの眼の前に大きくカーナビゲーション画面を表示できるようになったし、In Control Touch Proでは進化したSSDナビゲーションシステムや10GBのメディアストレージを備え、スマートフォンのようなタップ、スワイプ、ピンチなどで操作することができる。

車内で8つのデバイスをWiFiにつなげることができるのも、現代でのクルマの使われ方をよく把握している証拠だろう。

また、In Control Touch Proはとても見やすく、使いやすい。多機能なので、時間を掛けて使い込んでいくうちにもっと馴染んでくるだろう。自分のスマートフォンを接続しての操作や音声入力に習熟したら完璧だ。

ボディとシャシー構造から始まって、ドライバーとのインターフェイス、コネクティビティにいたるまで、F-PACEにはジャガー流の最新装備が備わっている。

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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