ジャガー Fタイプ クーペ 試乗レポート/金子浩久(2/3)

ジャガー Fタイプ クーペ 試乗レポート/金子浩久
JAGUAR F-TYPE R COUPE[V8] ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:ストラタスグレイM] ジャガー Fタイプ S クーペ(V6)[ボディカラー:アルティメットブラックプレミアムメタリック] ジャガー Fタイプ S クーペ(V6)[ボディカラー:アルティメットブラックプレミアムメタリック] ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:ストラタスグレイM] ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:ストラタスグレイM] ジャガー Fタイプ S クーペ(V6)[ボディカラー:アルティメットブラックプレミアムメタリック] (右手前)ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:サルサレッド] ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:ストラタスグレイM] ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:ストラタスグレイM] ジャガー Fタイプ S クーペ(V6)[ボディカラー:アルティメットブラックプレミアムメタリック] 画像ギャラリーはこちら

ジャガーお得意のアルミニウム製ボディ&シャシーは第4世代へ

ジャガー Fタイプ S クーペ(V6)[ボディカラー:アルティメットブラックプレミアムメタリック]ジャガー Fタイプクーペ アルミニウム製ボディ&シャシー

Fタイプクーペの技術的なハイライトはアルミニウム製のボディとシャシーだろう。ごく一部分にマグネシウムが用いられているだけで、スチールは一切用いられていない。

ジャガーとランドローバーはアルミニウム製ボディ/シャシーの採用に積極的なメーカーだ。「XK」、トップモデル「XJ」やレンジローバー、ディスカバリーなども先代から採用している。

よく知られているように、アルミニウムを採用する理由はその軽さと強靭さにある。オーソドックスなスチール製ボディ/シャシーよりも、速く俊敏に走ることができて、燃費にだって貢献できる。言うことなし。しかし、その分、コストが嵩み、生産性も高くない。

より繊細なラインを可能とした成形技術の進化、そして部品点数も削減

ジャガー Fタイプ S クーペ(V6)[ボディカラー:アルティメットブラックプレミアムメタリック](左)ジャガー Fタイプ R クーペ(V8)[ボディカラー:サルサレッド]

それでも、ジャガーの開発陣とサプライヤーのノベリス社は改良を重ね、Fタイプには第4世代とも呼ぶべき最新の素材が使われている。ちなみに先代XJが第1世代、第2世代XK、第3世代が現行XJだそうだ。

大きく、複雑な形状を成形できるようになったことによって、部品点数が減った。Fタイプ1台あたり約2500の部品で構成されているのに対して、4ドアサルーンという違いはあるが先代XJでは約3000もあった。

FタイプのAピラーからリアフェンダーにいたる大きなパネルは、なんとひとつの部品でできているというから驚いてしまう。

また、鋭い線も成形できるようになり、ジャガーの名物デザインディレクター、イアン・カラムの熱望していたフロントフェンダーの鋭いエッジも彼の要望通りに実現している。

[次ページへ続く]

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金子 浩久
筆者金子 浩久

モータリングライター 1961年東京生まれ。 自動車と自動車に関わる人間について執筆活動を行う。主な著書に、『10年10万キロストーリー』(1~4)、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』など。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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