ホンダ ストリーム グレード比較(7/7)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:島村栄二/本田技研工業株式会社
ホンダ ストリームの、買いのグレードは?
RSTの追加によってバリエーションが拡大されたため、お勧めグレードの的が絞りにくくなった。
そのRSTについては、最初に語っておこう。
3列目のシートを使う機会が滅多になく、通常は2列4人乗りの範囲内で間に合うなら、RSTを選ぶと良い。RSTの乗車定員は5人だが、2列目シートの中央には3点式シートベルトが用意されていないので、4人乗車と考えたい。(3列シート車も6人乗りと考えるべきだ)
RSTは、スポーティな外観デザインなどから、RSZのSパッケージに比べて7万円しか安くないのだが、ステーションワゴン感覚の使い勝手が欲しいならRSTが良い。
サスペンションの味付けなどから言っても、RSTがお勧めなのだ。
3列シートのミニバンとしてのストリームが欲しい人には、予算に余裕があるならGiを勧めたい。最新の安全装備が手に入るのは、大きな魅力だ。といっても価格が高いため、Giはほとんど売れないグレードになっているのが実情。
ホンダには、安全装備を幅広く展開しつつも、もっと価格を安くして欲しい。
家族構成を考えるとミニバンが必要だが、ふだんは通勤などでほとんど一人で乗っている、というような使い方のユーザーにはRSZも良いが、乗り心地はかなり硬めで必ずしもミニバン向きではない。
RSZではなく、1.8Lエンジンを搭載したX系のグレードを選べばいいだろう。
ただし、先に触れたようにベースグレードのXではVSAを選ぶことができないので、スタイリッシュパッケージかHDDナビパッケージを選んだ上で、オプションでVSAを装着したい。
RSZやRSTを選ぶときにも、VSAのオプション装着を忘れないようにしたい。
VSA装着車であれば、万一のときの事故を避けられる確率が確実に高くなるからだ。
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