【上海ショー2013】次期エリシオン・オデッセイ!? ホンダ、市販を前提としたミニバンコンセプトモデルなどを出展
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ド派手な中華顔にびっくり! 【ホンダの新価値MPV(ミニバン)コンセプトモデル「Concept M」】
ホンダは、上海モーターショー2013(第15回上海国際自動車工業展覧会)で、中国にて2014年に市販化を予定する新型MPV(Multi Purpose Vehicle:いわゆるミニバン)のコンセプトモデル「Concept M」を世界初公開した。
中国市場におけるミニバンというと、まだまだ商用車のイメージが強いという。しかしホンダでは、今後市場の成熟に伴って拡大が望めるであろう未開拓のジャンルに対し、早期の参入を決めたようだ。
え! 実は次期「エリシオン」「オデッセイ」統合車の(仮の)姿だったり・・・!?
ミニバンコンセプトカー「Concept M」は、中国をメイン市場として開発されたモデル。上記の通り、2014年には実際に市販化を予定しているという。
それにしても驚かされるのはそのマスク。なんともド派手な顔は、まるで中国の京劇に出てくる演者のようだ。意外なことに、デザインを行ったのは日本の本田技術研究所 四輪R&Dセンターのデザインスタジオ。
しかしながら、車両のフォルム自体は意外とコンサバで、グリルやエアロパーツなどの装飾をもう少し抑え気味にすると、日本の「トヨタ ヴェルファイア/アルファード」や「日産 エルグランド」のライバルとしても最適な感じさえする。
そう、ド派手な顔に惑わされるが、実は登場がウワサされて久しい次期「エリシオン」「オデッセイ」の姿がココに透けて見えるような気がしてならないのだ。
ホンダのプレスリリースによると『乗用車としての価値を持ちながら、Hondaのパッケージ技術を活用した快適で広い室内空間と、運転する楽しさを両立させた新しい価値を提供』するとある。日本向けにアレンジされたモデルの登場にも期待したいところだ。
日本でもイケそうな気がする!【東風ホンダ 新価値乗用ムーバー「JADE(中国名:傑徳)」[市販予定モデル]】
そしてこちらは東風ホンダの新価値乗用ムーバー「JADE(中国名:傑徳)」だ。コンセプトカーではない。2013年9月には発売される市販モデルなのだ。
デザインイメージは、東洋の宝石と賞される「翡翠」(ヒスイ)。乗車定員やパワートレインなどは明らかにされていないが、『日常生活での使用から休日のドライブなどさまざまなニーズを満たすモデル』(Honda プレスリリースより)とあり、『エネルギッシュで常に夢を追い求める、中国の1980年代生まれのお客様を主なターゲット』(同)としていることから、若者向けの比較的安価なスポーティカーであることがわかる。長めのホイールベースやルーフ後端のサンルーフ(?)から見るに、3列シートレイアウトとしているようにも見える。
つまり「ホンダ ストリーム」をさらに若者向けにアレンジしたような感じだろうか。多人数乗車可能なクルマは仲間とツルむのにぴったりで、なんだかイマドキ風だ。
ホンダではJADEを『中国市場をメインターゲットに開発し、中国から発売を開始する新価値乗用ムーバーのグローバルカー』としており、中国以外での展開にも触れている。クルマを欲する若者が急増しているアジアなどの新興国需要が見込まれるが、日本でも結構イケそうな気がするのだがどうだろうか。
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