ホンダ ストリーム 試乗レポート(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
全グレードに渡り、見直された2代目ストリーム
オデッセイの弟分的な位置づけで、2000年にデビューした初代ストリームは、大きくて鈍重なイメージの強かった「ミニバン」のイメージを一変させた。
スタイリッシュで手頃なサイズ、いざとなれば使える3列シートを持ち、軽快でスポーティな走りを身上とするストリームは、ほどなく大ヒットモデルに成長した。
ところが、トヨタからウィッシュが登場するや、すっかりお株を奪われてしまった・・・。
起死回生をかけ、2006年夏にモデルチェンジした2代目ストリームは、5ナンバー枠に収まるコンパクトな3列シート車というパッケージこそ不変ながら、ウィッシュと同じ土俵から少し外した、もっと割り切ったスポーティなクルマとなった。
それは、既に「ミニバン」の1モデルとしてカウントするのは不適当と思えるほどだった。
宿敵ウィッシュがキープコンセプトでモデルチェンジしたことを見届け、まる3年が経ちマイナーチェンジした2代目ストリームは、全グレードに渡って大掛かりに見直された。
注目は、新グレード「RST」の追加。もともと割り切っているストリームが、さらに割り切って「2列シートもアリ!」となったわけだ。
ちなみに、RSTの「T」は「ツアラー」、一方のRSZの「Z」は「究極」を意味するとのこと。
前半の「RS」はご存知、「ロードセイリング」だ。RSTの話に移る前に、今回のマイナーチェンジのポイントを整理してお伝えしよう。
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