ホンダ ストリーム 新型車解説(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村 栄二
熟成の域に達したストリームに注目
つづいてそれぞれの変更箇所について。
●Xの変更点
・ フロントグリル、リアコンビネーションランプ、フルホイールキャップの新採用
・ 新素材を用いたシートの採用
・ インストルメントパネルの下部とドアライニングの樹脂部分をグレーに変更
・ グレーとブルーの2色のシートカラーを新たに設定
●RSZの変更点
・ 新デザインのフロントグリルの採用
・ フォグライト、ダーククロームメッキ・ヘッドライトサブリフレクター、カラードサイドシルガーニッシュ、リアコンビネーションランプ、専用17インチアルミホイール、リアコンビランプの採用
・ 新デザインの本革巻3本スポークステアリングホイール、本革巻ATセレクトレバー、ステンレス製スポーツペダル&フットレスト(2.0Lのみ)の採用
・ ドアミラーウィンカーとセキュリティアラームを標準装備
・ ハーフシェイド・フロントウィンドウを新採用
・ RSTエクステリアを装着する“Sパッケージ”を新設定
また今回から追加された5人乗りのRSTは、ミニバンにこれまでなかった軽量化と加速性能の向上を目指したというだけあり、3列目シートの削除や足回りへのチューニングが施されている。
足回りに関しては具体的にはサスペンションの減衰力をセッティングし直している点と、アッパーアームの剛性を高めた点だ。
さらに空力性能を向上させるために大型テールゲートスポイラーの装備、新デザインの17インチ軽量アルミホイールの装着、そしてインテリアはレッドステッチ入りコンビシートの採用など、エクステリア、インテリアともに、さらなるスポーティさを演出している。
ストリームのマイナーチェンジは、全体的に大きな様変わりの程は感じられないが、一部デザイン変更、及び追加装備と、ストリームがまた一歩熟成の域に達した雰囲気は滲み出ている。
ライバルであるウィッシュをどう巻き返すのか。また、プリウス人気の影に隠れたインサイトの仇をとれるのか、今後が楽しみである。
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