“ママ目線”の「ホンダ 新型ステップワゴン」発表会レポート(2/2)
- 筆者:
最近困るのが「ウォークスルー出来ないミニバン」・・・でもステップワゴンなら!
さて、子供をチャイルドシートに乗せるときに雨が降っていたら、みなさんはどうしますか?
ヒンジドアであれば、ドアを開けて子供をチャイルドシートに乗せてベルトを着ける時、親は雨が降る中、屋根に傘を乗せ、不安定な姿勢で車外から作業をしなくてはならない。風で傘が飛ばされたりすることもあり、結局子供も自分も車内もビショビショという事態に陥ることも・・・。
筆者もミニバンに乗っているのだが、雨の日は2列目に子供と一緒に乗りこみ、一旦スライドドアを閉める。子供をチャイルドシートに座らせて運転席と助手席の間から運転席へと滑りこむという使い方をしている。そうすることで雨に濡れずにすむというところにスライドドアのミニバンの利点があると考えているのだが、昨今のミニバンは運転席と助手席の間にガッチリとしたコンソールボックスが鎮座していてウォークスルーできない車種があり、ミニバンとしての使い勝手を損ねているのではないかと思うのだ。
その点、新型ステップワゴンは、2列目がキャプテンシートの7人乗り仕様の場合、「わくわくゲート」から乗り込んで運転席までウォークスルーできるようになっているのはとても便利だと感じた。
おまけにコンビニフックは10か所、ドリンクホルダーは16か所と、乗車人数以上の用意がある。「そんなになくてもいいのでは?」と思うかもしれないが、ドリンクホルダーにドリンクを入れるのはもちろん、子供が好きなおもちゃを入れたっていいじゃないか。フックだっていくらあっても足りないくらい、子供とのお出かけは荷物が多いもの。
どんな使い方をするのかは、人それぞれ。工夫次第でより快適に移動できる空間を手に入れられるということは、車に乗る楽しみにもにつながるのではないかと思う。
では“パパ目線”で見る新型ステップワゴンは!?
以上はママ目線でのステップワゴンの便利ポイントだったが、ではパパ目線での新型ステップワゴンどうだろう?
新型ステップワゴンには新開発となる1.5リッターVTECターボエンジンが搭載された。先代モデルのステップワゴンは2リッターエンジンを積んでいたので、最近はやりの「ダウンサイジングターボ」が採用されたということになる。
1.5リッターエンジンと言えども、直噴ターボを組み合わせることで2.4リッター並のトルクを発生、多人数乗車時でもストレスの少ない力強い走行性能を発揮することが可能になったのだ。
またエンジンのダウンサイジングにより、燃費性能も向上。JC08モードで17.0km/Lというクラストップレベルの低燃費を実現したことでガソリン代も安くなるのだ。さらには、購入時には重量税・取得税の減税額が増え、また自動車税は安くなると税金関係の維持費のダウンサイジングするというわけ。
なお、先代モデルと同様に、エアロが付いたスポーティでチョイ悪仕様の「スパーダ」の設定も健在だ。走りにもスタイルにもこだわりたいパパにも納得の新型ステップワゴン。近々試乗レポートも掲載する予定なのでお見逃しなく。
3列目シートの座り心地も改善!
最後に、おじいちゃん・おばあちゃん目線での新型ステップワゴンについて。
3世代ファミリーで移動する場合、3列目シートまで使ってフルで乗車することになる。新型ステップワゴンは先代モデルに比べ、3列目のシートのクッションにスプリングを追加するなどして座り心地が良くなったということ。ファミリー全員が楽しく移動できるよう、色々と工夫が施されているのだ。
また、夏ごろには車いす仕様車の追加が予定されている。3列目に車いすが乗車できるタイプでは、3列目の片方のシートを床下収納することで、車いすで乗車して、その隣に介助者が座ることができる。3列目が跳ね上げ式でないため、車いすの乗員でも、窓から外を見ることができるのもポイントが高いと言えるだろう。
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