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NEXTALK 2012/1/14 09:00

THE NEXTALK ~次の世界へ~ 本田技術研究所 渡邉生 主任研究員 インタビュー(5/5)

関連: ホンダ Text: 御堀 直嗣 Photo: 佐藤康彦
THE NEXTALK ~次の世界へ~ 本田技術研究所 渡邉生 主任研究員 インタビュー

?と! その意味は?

渡邉生の座右の銘は、これまたホンダらしく(?)、他にはない意表を突いた答えだった。

THE NEXTALK ホンダ 渡邉生 インタビュー

【渡邉生】ビクトル・ユーゴーの、世界で一番短い手紙だったと思います。(レ・ミゼラブルの評判について、ビクトル・ユーゴーが「?」の手紙を出すと、出版社から「!」の回答があった:筆者注)?マークは、エンジニアとして、また一人の人間としても、常に、世の中これが本当にベストなのか?どういう仕組みで動いているのか?という、好奇心を持って世の中を見ていきたいという意味です。

そして!マークについては、こういうことなんだ!という発見、世の中をこうしたら素晴らしいことができるんだ!と、驚きをもって感動できる感受性を持って生きたいという、私の気持ちです。

そして今、エンジニアリングという仕事にはまっていると、渡邉生は語る。

THE NEXTALK ホンダ 渡邉生 インタビュー

【渡邉生】複リンク式高膨張比エンジンは、技術者として目を見開かされた開発でした。 図面を描く仕事は私が30歳になってからで、設計スキルは私より若い人の方が勝っている。そういう若手を頼って、信じて、結果的に良いエンジンができればいいとの思いで取り組んできました。

それまで解析の仕事で理屈の人でしたから、自分が考えた構造や形が部品になって、それが組み上がって、そのエンジンに火が入るという経験は今回が初めてで、物を設計し、それが現実に出来上がっていくというエンジニアリングにはまりました。

それから、ホンダという企業が自分には合っていると、改めて思いましたね。

THE NEXTALK ホンダ 渡邉生 インタビュー

ホンダには、「技術のもとでは平等」の合言葉があり、名前に肩書を付けて呼ぶのではなく、互いに「~さん」付けで呼び合い、社内に垣根がないという。そして、複リンク式高膨張比エンジン開発では、いろいろな人が「どうなった?」「様子を教えてくれ」「こうしたらいいんじゃないか」…と、いろいろ声を掛けてくれたと渡邉生は振り返る。

そうした自由闊達な意思疎通の様子は、研究所だけでなく、ホンダ本社の役員室でさえ、個室はなく、社長も大部屋に机を置くような会社である。

独創の精神が、世界的な企業連合の中でホンダを自主独立の道へ歩ませている。その象徴的な事例の一つとして、複リンク式高膨張比エンジン開発と、家庭用ガスコージェネレーションシステム開発の取り組みにも表れている。

筆者: 御堀 直嗣
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