道上龍選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(3/3)

道上龍選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」
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どんなマシンでも乗れて対応できる、それがプロのドライバー

道上龍選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください」

―それにしてもさすがホンダドライバー!鈴鹿まで自走で行くんですね!鈴鹿は思い入れのあるコースですか?

実は父親もレースをしていまして、子供の頃からよく行ってました。 やっぱり関西人からすると、“レースといえば鈴鹿”ですよ。 僕のレースデビューは“フォーミュラ ミラージュ”というレースだったんですが、そのシリーズは関東のサーキットを中心に行われていたレースだったんです。 でも鈴鹿をどうしても走りたくて、19歳のときに鈴鹿でシビックのフレッシュマンレースに出ました。 いずれフォーミュラで鈴鹿も走るだろうから、とりあえずシビックで練習しようか、という感じでしたけど、当時は出走台数がめちゃくちゃ多くて、“シビック遣い”と言われている人がたくさんいたんです。 でも自分はフォーミュラカーしか乗ったことがなかったから、苦戦しました。 鈴鹿はご存知のようにテクニカルなコースですし、しかもシビックはFFじゃないですか。 ヘアピンを立ちあがってスプーンカーブに行くまでの、いわゆる“マッチャン”と呼ばれている全開高速コーナー、普通はほぼ何にも起きないあの場所で僕、スピンしましたからね(笑)。

―道上さんほどの方にも、そういう時代があったんですね!

今じゃそんなスピン、ありえないですけどね(笑) 急に巻き込んでしまって、今でも何が起きたのか解らないです。

―じゃあシビックが欲しい、とは思わなかったんですか?

乗ってましたよ! 当時は無理して買いましたよ。自分でも貯金はたいて、親に半分出してもらって。 レースのために、普段も練習したかったんですよね。 レースと同じEG6に乗ってたんですけど、レースでクラッシュしたら、僕のクルマからパーツを持っていくんです。 で、レースで使った部品をまた戻してもらって、家まで乗って帰る。

―レースで摩耗しまくったパーツを付けて!(笑)スペアカーですね。

そう、真っ赤なシビックに乗ってたんですけど、その部分だけ色がまったく変わって戻って来るという。 それでもVTECの、当時としては最強のクルマでしたから。 乗っててすごく楽しかったです。 そうやって失敗しながらも、FFの走りを色々勉強した時代ですね。 微妙なアクセル・ステアリングワークも必要だし、FFですからフロント部分にかかる要素がとても高くて、リアなんて“付いてるだけ”みたいなもんじゃないですか。 だからフォーミュラと乗り分けるのは、結構難しかったです。

―その頃得た“ハコ車”のノウハウって、今のGTに生きていたりしますか?

役に立ってますよ! それに僕はフォーミュラ育ちでしたけど、どんなマシンでも乗れて対応できる、オールマイティーなドライバーになれるっていうのがプロだと思ってましたから、経験値を積めたことは大きいですね。

道上龍選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください」

―話は変わりますが、このインスパイアもやっぱりダンロップタイヤなんですね!(道上選手はスーパーGTでダンロップタイヤを使用)

もともと今年のオートサロンで、今僕もインスパイアに履かせている“Le MANS4(ル・マン フォー・世界初の特殊吸音スポンジを搭載したダンロップのタイヤ)”の新発売のPRをダンロップブースが力を入れてやっていて。 で、それを見て「あれエエなぁ」と思って(笑) お客さんと一緒にブースの中を見て回ったりしていたら、欲しくなったんです。

―実際いかがですか?ルマン4。

音はめちゃくちゃ静かですよ。変えてよかったなと思ってます。 吸音スポンジが内蔵されていて、それが本当に効果的に使われてますね。 段差を越えるときの「ゴトゴト」っていうのが軽減されているのは、使ってすぐにわかりましたし、燃費が伸びました。どうやらサーモとかで見たら、接地部分の熱温度が他タイヤに比べて相当低いみたいなんです。

―それはグリップしないということに繋がらないんですか?

いや、一般道でそこまで攻めた走りはしないでしょう!充分ですよ。しっかりブレーキも効きますし。 僕は一般道では乗り心地重視なので、どこのメーカーのタイヤでもハイグリップタイヤは履いたことがないんですが、このルマン4はまさに好みですね。 職業柄やっぱり音には敏感で、すごく気になるんですけどね。

―タイヤ、やっぱり大事ですね。

空気圧も頻繁に確認します。ちょっと重いモノ積んだりしても、たくさん人が乗るときにもエアを足したりします。 地面に一番近いのはタイヤですからね! タイヤくらいは神経質になってもいいかもしれないですね。

今井優杏の「取材後記」

今後のレースについてお伺いしたところ、今年の第4戦・菅生でのポールポジションから表彰台という実績を受け、気温が下がってきたら表彰台も狙えると思う、と語って下さいました(そう、今年の菅生は例年になく、とっても寒かったんです!)

今タイヤ開発も手掛けられているという道上選手。チームにとって難しいシーズンが続いている、とおっしゃってましたが、奈良県パワーでがんばって下さい!私も奈良県民なので(笑)。

●道上龍 オフィシャルウェブサイト

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今井 優杏
筆者今井 優杏

自動車ジャーナリストとして、新車や乗用車に関する記事を自動車専門誌、WEBメディア、一般ファッション誌などに寄稿しながら、サーキットやイベント会場ではモータースポーツMCとしてマイクを握り、自動車/ モータースポーツの楽しさ・素晴らしさを伝える活動を精力的に行う。近年、大型自動二輪免許を取得後、自動二輪雑誌に寄稿するなど活動の場を自動二輪にも拡げている。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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