日本にない日本車/ホンダ アコードクロスツアー(3/5)

日本にない日本車/ホンダ アコードクロスツアー
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何故、「ホンダ アコードクロスツアー」は日本で販売されないのか?

①デカイから

「凄い迫力だな!」

ロサンゼルス国際空港で試乗用の「アコードクロスツアー」に対面した瞬間、筆者はそうつぶやいた。斜め前から見ると、男性的で精悍なロングノーズがググッと押し迫ってくる感じだ。

全長x全幅=4,999mmx1,897mm。まさにアメ車級の迫力だ。

だが面白いことに、斜め後方から見ると女性的曲線美のエレガントさがある。実際の車高1,669mmより低く見える。だがこのリア周りも、5m級のアメ車的なボディがあってこそ可能な贅沢な造型だ。

この車、日本の風景のなかで見れば「デッカ~イ!」と思うはずだ。

②ホンダ車としては、高級過ぎるイメージだから

「アコードクロスツアー」は「かなりの高級車」に見える。だから日本では売っていない。

アメリカ人にとってのホンダのイメージは、高品質、革新的、上級、高級など。BMWと近いイメージがある。これは、日本人にとっては考えられないことだろう。

日本人にとってのホンダは、もっと身近な、もっと庶民的なイメージがある。それは日本人がホンダの歩みをよく知っているからだ。

本田宗一郎がオートバイメーカーから叩き上げた会社であること。車好きの庶民のためにスポーツカーを作ってきたこと。さらに現在は、ミニバンを中心とした庶民派メーカーであること。そうした認識が日本人のなかに根強い。

その裏返しとして、ホンダは日本で、高級車路線で苦戦している。「レジェンド」しかり、「エリシオン」しかりだ。

「アコードクロスツアー」も、そうしたホンダ高級車の仲間だ。

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桃田 健史
筆者桃田 健史

日米を拠点に、欧州、BRICs(新興国)、東南アジアなど世界各地で自動車産業を追う「年間飛行距離が最も長い、日本人自動車ジャーナリスト」。自動車雑誌への各種の連載を持つ他、日経Automotive Technologyで電気自動車など次世代車取材、日本テレビで自動車レース中継番組の解説などを務める。近著「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」(ダイヤモンド社)。1962年東京生まれ。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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