スズキの低迷打破への一手となるか!次期型「ワゴンR」の期待と不安(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
ワゴンR+ハスラー台数は未だに軽No.1のN-BOXに匹敵
さらに決定的なのは自動ブレーキだ。JNCAPが行った試験の結果によると、N-BOXもタントも、20km/L前後の限られた速度域しか停止出来ない貧弱な性能しかもっていない。
スペーシアは50km/hから停止可能な軽自動車ジャンルで圧倒的な能力持つステレオカメラ式を採用している。
私なら瞬時も迷うことなくスペーシアを選ぶ。
さて、ワゴンRが属す背高ワゴンジャンルやいかに。ワゴンR+ハスラーの台数は軽自動車No.1のN-BOXに匹敵するし、ムーヴ+キャストの販売台数も8万台を超える。依然として売れ筋ジャンルであることに変わりない。
高性能自動ブレーキ&超低燃費は間違いなし
新型ワゴンRに魅力があれば、このカテゴリーのユーザー層をゴッソリ持って行くことも出来るだろう。
なんせ売れ筋のN-BOXやタントと同じく、N-WGNもムーヴも気休め程度の性能しか持っていない自動ブレーキしか付けられないのに対し、新型ワゴンRは当然のことながら高性能のステレオカメラ式。
燃費だってライバルを凌ぐこと間違いなし。
逆に優れたクルマを作ってもスペーシアのように売れなければ、スズキの販売戦略は決定的な失敗をしていると思う。
[Text:国沢光宏]
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