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自動車評論家コラム 2016/6/17 10:31

スペインGPから調子を上げてきた復帰2年目のホンダF1に追い風が吹き始めた(3/3)

関連: ホンダ Text: 山口 正己 Photo: 本田技研工業
スペインGPから調子を上げてきた復帰2年目のホンダF1に追い風が吹き始めた

「負けるにはそれなりの理由がある」

2016 F1GP マクラーレン・ホンダF1

しかし、この意見は、モーターレーシングの本質が理解されていないものだ。

ホンダは真摯にこの言葉を受け止めて、パワーユニットの熟成に邁進すべき。なぜならクルマは、シャシーとエンジンが相互に理解し合った総体としてのみポテンシャルを発揮することができるものだからだ。

となると、レースの機微を知り尽くしているブーリエ代表が、なぜこんなことを言ったのか。それは、ホンダに対して、いい意味でのプレッシャーをかけたかったと解釈すべきだ。「叱咤激励」として、ありがたいと理解しておきたい。

ホンダF1の長谷川祐介F1プロジェクト総責任者は、「負けるにはそれなりの理由がある」と言っている。そして「それをつぶしこんでいくしかない」とも。

これは、F1が殺人のない戦争であることをよく理解したモーターレーシングの本質を突く非常に頼もしい言葉だ。相手のことを疑っている場合ではないのだ。

長谷川氏は「まずは自分たちができることを全部やったか」と自らに問いかけている。「常に負ける理由がある中で闘っていきたくない」とも。

ホンダのチャレンジに追い風が吹き始めた

2016 F1GP マクラーレン・ホンダF1

マクラーレンに有無を言わせないために、ではなく、ガッチリとスクラムを組んで勝ち上がっていくために、まずは文句なしのパワーユニットが必要である。第二期の黄金時代のホンダ・ターボがそうだったように。

2016年のF1GPは、まだ21戦中の7戦を終わったところだが、うってつけなことに、マクラーレン・ホンダが、初めてQ3に進出したスペインGPから、NHKのBS1が月曜日の『ワールドスポーツニュース』でF1のニュースを流すようになった。

自動車産業が日本の基幹産業だと、世論がやっと本質を理解し始めた。ホンダのチャレンジにかすかだが追い風が吹き始めた。

闘いはまだ始まったばかりだ。

[Text:山口正己]

筆者: 山口 正己
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