ホンダ フィット／フィットHV -値引きは？燃費は？中古車は？- 国沢光宏の購入指南！(2/3)
- 筆者： 国沢 光宏
- カメラマン：茂呂幸正・オートックワン編集部
＜その参＞ホンダ フィット／フィット ハイブリッドの燃費
通常エンジン車のフィット 1.3Gもフィット ハイブリッドも、ベーシックグレードはアルミボンネットや燃料タンクを小さくし軽量化した燃費スペシャル。どちらも自動ブレーキを選べないため、買う人はほとんどいない。つまりハイブリッド車の36.4km/Lは実質的に33.6km/L。通常エンジン車の26.0km/Lが24.4km/Lということ。それでも素晴らしい燃費だと考える。
ガソリン vs ハイブリッド、価格差をガソリン代で比較すると・・・
丁寧さ”だけ”を売りにしている弟子の永田の実燃費計測によれば、通常エンジン搭載モデル「フィット 1.3G」の燃費が案外良い。
高速道路で通常エンジンの「フィット 1.3G」が21.9km/L、フィット ハイブリッドが26.1km/L。郊外路で22.6km/Lに対し同26.1km/L。市街地18km/Lの同26km/Lといった具合(東京のように激しい渋滞になると、1.3Gの実燃費は15km/Lを下回る）。
通常エンジンのフィット 1.3Gの燃費を16km/L、フィット ハイブリッド22km/Lとしたら、走行1万kmあたりのガソリン価格は2万5千円差。10万km走って25万円です。
◎関連記事：
■「ホンダ フィット 1.3G（ガソリンモデル）」実燃費レポート（コンテンツリンク）
■「ホンダ フィットハイブリッド」 実燃費レポート（コンテンツリンク）
＜その四＞ホンダ フィット／フィット ハイブリッドの値引き
発売以後、2013年一杯までは極めて渋く、基本値引きゼロ。ディーラーオプションもゼロ(ETC車載器まで付けてくれなかったほど)という極めて強気の商売をしていたが、12月のボーナス期あたりから少しずつ緩み始め、車両本体値引き＋ディーラーオプション値引きの合計が15万円を超えるケースも出てきた。
グレードによる値引き差は顕著な様子。
売れ筋の13GのFパッケージなら頑張ってくれるも、RSのような嗜好性の高いグレードは渋い。
フィット ハイブリッドも値引きを期待出来ない状況。納期が掛かるため、強気になっているのだろう。そんな中、3回目のリコールになった。さすがにユーザーも考えるらしく、受注が減っているという。一方、バックオーダーを大量に抱えているので、値引きしてまで売る気が無い。買うなら本体値引き ＋オプションで15万円をメドに考えたらいかがか？
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1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない（本人談）Ｗｅｂサイトを運営中。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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