ホンダ 新型ステップワゴンスパーダ(2012年マイナーチェンジモデル) 試乗レポート/小沢コージ(2/2)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:オートックワン編集部
全席3点式シートベルトに3連ヘッドレスト!安全面の充実ぶりは目を見張る
一方、見た目の迫力というかデザインは心なしかハデになった程度。私みたいにそこにさほどキョーミない人間にとっては「変わったの?」ぐらい。オーナーやデザインにうるさい人なら分かるレベルだ。
具体的には、フロントグリルのメッキ部分が左右ライトの上下に多少食い込むようになったのと、アクセサリーランプがLEDになったこと。
これはリアもそうで、エアロ仕様のスパーダはリアコンビがクリアレンズのLEDになり、ノーマル仕様はガーニッシュがよりワイドになって、LEDハイマウントストップランプが付いた。LEDゆえに、夜間の照射の明るさが変わったことが分かり易いはず。
それと侮れないのは「安全面」で、ここはホンダを褒めてさし上げたい充実ぶり。
まずは滑りやすい路面でスピン等を防止するVSAやヒルスタートアシスト、全席3点式シートベルトを全車標準装備。コイツはエライ!特に3列目にも3連ヘッドレスト含めて備えているのは大きい。
装備やインテリアのクオリティも絶妙に上がっていて、一部グレードにセンターテーブルや両側アームレストを備えるだけでなく、微妙に素材を変えてきており、特に売れ線スパーダに関しては樹脂のシルバー塗装が微妙に明るくなってシート表皮の色と模様も変わった。
コチラも心なしかハデさが増した?感じ。最後に改めて使ってみた感想だが、やはり室内の使い勝手は格別。
特にリアシート以降は、クラストップレベルの容量を誇り、中でも回転させて床下に折りたためる3列目は秀逸。カンタンに収納できるだけでなく、荷物の積みやすさったらなく、逆に3列目を出した時も床下に相当なスペースが広がる。ここは跳ね上げ式のライバルを絶対的に凌ぐわけで、これだけで選んでもいいかな?と思える部分ではある。
ま、判断は人それぞれですけどね(笑)
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