ホンダ新型「NSX」を公道で長時間試乗!日米共同開発の新型NSXの魅力とは!?(2/4)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:茂呂幸正
スムースな発進に視界も良好で乗りやすい
Dレンジをプッシュしてアクセル踏む。するとどうよ!超滑らか。GT-Rと同じツインクラッチなのだが、ガチョンという音や変速時のショックなど皆無。というか、こんなにスムースなスーパーカーのミッション、初めてである。
『クワイエット』モードを選んでおくと、エンジン始動時から騒音レベルがググッと下がるのもいい。
街中を走っていると、乗りやすいことに驚く。ランボルギーニ・ウラカンとかってマジで視界悪いです。前方視界が太いピラーなどで遮られるだけでなく、斜め後方とか全く見えない。NSXは普通の2ドアクーペと同等以上に視界広い。これなら毎日乗れそう。
正確に書けば、今まで視界なんかどうでもいいと思ってたが、そうでもなかった。
マクラーレン級と評価するなら一般道の乗り心地は…
一般道での乗り心地については「イマイチ」と評価しておく。やはり路面からのゴツゴツ感を完全にシャットダウン出来ていない。
コルベットなど1000~1500万円級のスポーツカーなら「こんなモンでしょう」と納得するけれど、マクラーレンやフェラーリなど2500万円超級のクルマとして評価すると不満。もうワンランク上等なダンパーが欲しい。
売値ベースで100万円以下のダンパーと、200万円以上するダンパーは明らかに違う。参考までに書いておくと、新型NSXのダンパーは磁性流体(電気を流す量によって粘度が変わる)を使った可変式。
ザックスなどの新型NSX用ダンパーが出回り始めたら交換するか、2~3年後に採用されている純正ダンパーに交換するか考えたらいい。
以上、この価格帯のクルマを乗り継いでいるような「違いが解るオーナー層」を想定した原稿でございます。
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