ホンダ クロスロード 新型車徹底解説
- 筆者:
- カメラマン:原田淳
クロスロードはホンダが提案する新価値コンセプトカー
ホンダから新型車「クロスロード」が発売された。「Active Life Navigator」というコンセプトのもと、アクティブという面で高いポテンシャルをもつSUVをベースに、日常性という高い価値を融合し、生活の幅や可能性を広げる新しいタイプのデイリーカーである。
オールラウンドスタイルを具現化したエクステリアデザイン
クロスロードのエクステリアは、取り回しを考慮したボディサイズに力強さやタフ、存在が盛り込まれたデザイン。「スカルチャブル・タフ・フォルム」をテーマに、スクエアなフォルムを追求しながらも、金属の塊から削りだしていくような彫刻的表現で、単なる箱型でない張りのある面構成の造形となっている。
2段バンパーを採用したフロントは、グリル・バンパー中央部・エアインテークの左右幅を合わせた縦のラインで構成したシャープで存在感のある表情。コーナーを切り落としたヘッドライト部分は、大胆な印象とともに、旋回時の取り回し性の良さにもつながっている。
「爽快」×「骨太」を表現したインテリア
インテリアは、ギアとしてのタフさと移動空間としての心地よさをデザイン。 骨太で安心感がありながら洗練された車内空間を目指した「タフ・モダン・インテリア」をコンセプトに、全長4,285mmのサイズに多人数でも積極的に出かけられる室内空間をパッケージしている。
エクステリアと同様にスクエアを基調に、インパネまわりを立体造形とし、随所に金属の無垢から削り出したようなメタル調パーツを配して力強さとスポーティ感を両立。大きさと配置に変化をつけた異形4眼メーターや機能的に配置されたスイッチ類が、走りの楽しさや躍動感を演出する。 また、高いアイポイントや前席左右の三角窓は運転席からの広い視野を確保。助手席サイドミラー下部には、デザイン性と機能性を備えたプリズムミラーを内蔵する。
多人数(7人)が乗ることを考え、1列目と2列目は、大人4人がゆったり座れるスペースを確保。3列目は、スペアタイヤの廃止などにより、女性がラクに座れるスペースに。フレームを使わずに厚めのクッションを用いて柔らかな座り心地と質感を実現している。
スクエアな空間のラゲッジスペースは、実用的で積み込みやすい設計。シートアレンジもワンアクションの片手操作。収納ポケットも数多く設置されている。
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