豊富な機能に割安な価格・・今度の新型フリードは“買い”だ!【徹底解説】(2/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
エンジンは1.5リッターでガソリンモデルとハイブリッドをラインナップ
エンジンは直列4気筒の1.5リッターで、ノーマルタイプとハイブリッドを用意。基本的にはフィットと共通で、どちらも先代フリードに比べて改善を受けている。
動力性能はノーマルエンジンの最高出力が131馬力(6600回転)、最大トルクは15.8kg-m(4600回転)。1.5リッターのノーマルエンジンとしては、動力性能はやや高い部類に入る。
トランスミッションはCVT(無段変速AT)で、JC08モード燃費は2WDが19km/L、車両重量が1300kgを超えることを考えれば優れた数値だろう。ハイブリッドは、エンジンとモーター駆動を合計したシステム最高出力が137馬力。
トランスミッションは2組のクラッチを備えた7速DCTで、JC08モード燃費は2WDが27.2km/L。この燃費値はシエンタハイブリッドと同じ値だ。
ホンダセンシング搭載で安全面は大幅に向上
装備で注目されるのは安全面だ。
緊急自動ブレーキはホンダの上級車種にも採用されるホンダセンシングで、センサーにはミリ波レーダーと単眼カメラを組み合わせた。作動速度の上限は時速100kmと高く、歩行者の検知も可能だ。制限速度や進入禁止などの道路標識を検知して、モニターに表示する機能も備わる。
さらにアコードやレジェンドと同様、歩行者事故低減ステアリングも採用した。時速10~40kmで走行中に路側帯をはずれ、歩行者と衝突しそうな時には警告を発してパワーステアリングにも衝突を回避するための操舵支援を行う。
この機能は今のところオデッセイのノーマルエンジン搭載車やステップワゴンには採用されず、フリードの先進性が注目される。
またホンダセンシングには、車間距離を自動制御できるクルーズコントロールが備わり、作動中はドライバーはペダル操作から開放される。車線の中央を走れるように操舵の支援を行う機能も備えた。優れた安全性に加えて、長距離ドライブ時にドライバーの疲労を軽減する効果も大きい。
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