ホンダ 新型レジェンド 発表会速報 ~世界初の運転支援技術「Honda SENSING」を新たに搭載~
- 筆者:
- カメラマン:オートックワン編集部 レポート:オートックワン編集部
全ては心高ぶる走りのため
ホンダは11月10日(月)、同社のフラッグシップセダンである新型「レジェンド」を発表した。
5代目となる新型レジェンドは、ホンダのフラッグシップセダンとして、Smart Exhilarating Luxuryをコンセプトに、胸を高ぶらせる新たな経験と時間を提供するべく、デザイン・走り・環境面に至る全てにおいて最高性能を目指して開発された。
Smart Exhilarating Luxury
開発には、『Smart Exhilarating Luxury』のコンセプトのもと、以下の「誇り」「先進」「高ぶり」の3つの価値を追求している。
1つ目の「誇り」では、ユーザーが胸をはれるような存在感と居住性、そして高い環境性能を目指して開発に取り組んだ。そして、2つ目の「先進」では全く新しい見え方のヘッドライトや、使いやすいインターフェイス、高度な運転支援技術・多数の先進技術を装備している。 そして、3つ目の「高ぶり」では、意のままにクルマを操る楽しさを表現している。V8クラスを超えるパワフルな走り、人々が振り返るような魅力的なデザイン、これらをスマートにラグジュアリーに実現することが狙いとなっている。
エクステリアでは、「パームドエレガントフォーム」をデザインコンセプトに、風格と気品を兼ね備えた凛とした美しさを表現。1番の特徴は、堂々とした風格がありながら流れるような躍動感を両立しているデザイン。さらに、安定感ある力強い下半身とボディーライン、特徴的なキャラクターラインが風格と躍動感とを巧みに融合させている。
また、レジェンド最大の特徴は、先進ヘッドライトである「ジュエルアイ」。レンズの中を2回反射させる独自の構造で、奥行きの短さと、魅力的なデザインの両立を図っている。さらに、デザインだけでなく夜間走行の快適性・安心感を高めている。
インテリアは、感性が響く、豊かな心地よい上質空間を目指し開発されている。特に、革の柔らかな上質感や、インパネからドアラインに至るまで室内全体に革の風合いを活かし、丁寧な縫製で仕立てられている。さらに、リアのレッグルームでは、他メーカーを凌駕する圧倒的な広さを実現し、これまでにないゆとりある空間を達成している。
Safety for Everyone
新型レジェンドでは、安心で快適なドライブをサポートするために、これまで培ってきた外界検知技術をベースに、世界で初搭載となる歩行者への衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」など、事故を未然に防止したり回避することのできる先進の運転支援技術「Honda SENSING」を新たに開発し搭載している。
Honda SENSINGは、フロントグリル内に設置したミリ波レーダーと、フロントウインドウ内上部に設置した単眼カメラという、特性の異なる2種類のセンサーで構成。ミリ波レーダーは、さらに性能を向上させ、対象物体の位置や速度だけでなく、電波の反射率が低い歩行者まで検知対象を拡大している。 また、単眼カメラは車両前方約60mまでの歩行者や対象物体の属性や大きさなどを識別、より精度の高い認識を可能とした。
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S660、新型NSXなど来年投入予定
発表会で、本田技研工業株式会社 伊藤孝紳 代表取締役社長は、「ホンダは、創業以来66年に亘ってひたすら走る喜びを追求してまいりました。その持てるテクノロジーの全てを投入しました新型レジェンドを、日本のお客様にかつてない走る喜びをご提供できるクルマだと核心を持ってここに発表をさせていただきます。ホンダはこれからも積極的に先駆けとなる提案を行い、新しい時代を切り開いていきたい。そして、よりホンダらしさを発揮し、ワクワクさせるような商品でお客様の期待に応えていきたいと思っております。」とコメントし、最後に「これから、色々S660やNSX、日本の専用車種としても複数来年投入する予定でございます。一所懸命商品を磨き上げて、今頑張っているところでございます。皆様にも是非ご期待いただきたいと思います。」と述べた。
新型レジェンドの販売価格(消費税込)は、680万円。発売は2015年1月22日より開始する。
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