ホンダ フィットシャトル 新型車解説(2/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:茂呂幸正
多彩な利用が可能!無駄なく使えるラゲッジスペース
さてこのフィットシャトルのキモとなるのは、ベースのフィットより大幅に拡大したラゲッジスペース。
上記にも記した通り、全長を伸ばした分はすべて荷室部分にまわしたというだけあって、その荷室容量は590L。荷室は床上と床下で通常は仕切られていて、床上に496L、床下に94Lとしている。
ハイブリッドモデルはバッテリーを積んでいるので若干容量は少なくなるが、それでも517Lと十分。
もちろん5人フル乗車じゃなければ、6:4分割のリアシートを倒すだけでさらに広いラゲッジスペースを確保することができる。
さらに、リアシートを左右ともに倒した状態の最大荷室容量は1,165L、ハイブリッドモデルで1,092L。
これだけのスペースが確保できれば、日常で大きな荷物を購入したときや、アウトドア用品を大量に積み込んで、遠方にドライブなんていう使い方も十分対応可能だ。
ちなみに、5人乗車時での荷室長は1,020mm、荷室幅は975mm、リアシートを倒したときの最大荷室長は2,000mmと長尺モノでもへっちゃらだ。ワゴンモデルとしての積載性は十分とわかっただろう。
この手のワゴンで次に気になるのは積み下ろしが便利かどうかの使い勝手。
フィットシャトルはベースのフィットと同じく、センタータンクレイアウトの低床設計によって、荷室床面地上高は540mm。重い荷物でも積み下ろしはラクにできる高さ。さらに狭いスペースでのテールゲートの開閉を考慮し、ヒンジを前方に配置したことで開閉の必要スペースを抑えたつくりと細かい配慮がなされている。
ボディカラーは見る角度によって色味が変わるヒスイをイメージした新色「プレミアムオーロラジェイド・パール」をはじめ、ハイブリッド専用色にはフィットハイブリッドと同じく「グリーンオパール・メタリック」など全9色を設定。
価格は1.5リッターモデルが1,610,000~1,820,000円、ハイブリッドモデル1,810,000~2,330,000円(価格はすべて税込)。
近日、発表&発売となるフィットシャトル。すでに予約受注は受け付けているが、コンパクトの新しいカタチにハイブリッドもプラスされ、魅力タップリの話題車がまた1台誕生する。
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