【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 南俊叙(3/3)

【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 南俊叙
【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙 ホンダ 3代目 新型 フィット[2013年9月デビュー予定] 画像ギャラリーはこちら

シンプルなフォルムで力強い存在感を放つためのワザとは

ホンダ 3代目 新型 フィット[2013年9月デビュー予定]【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙

AO:全体的に感じるのは、いままでの日本車にありがちだった、線の細さがないことだと思うのですが。

M:ヨーロッパのクルマは、離れているとシンプルに見えるのに、近づいていくと面や線の造形がかなり凝っていて、そのクルマがデザインに託したメッセージがはっきり伝わってきます。そのあたりは参考にしました。日本のクルマは逆に、遠くにあっても無駄な線が多くてゴチャゴチャしているのに、近くに寄って見ると弱いというパターンが多かった。そこを変えたかったのです。グローバルモデルだからこそ、「コンパクトカーだからこの程度」というクオリティの枠を超えたいと考えました。

AO:ボディカラーについてはどうでしょうか。プレゼンテーションの画像を見た限りでは、たくさんの色が用意されているようですが。

M:現在のトレンドでいうと、白、灰、黒のいわゆるモノトーン以外はあまり人気がないようです。でもそれでは良くないと思っていたので、いくつか新色を提案しました。ただしノイズにならない色を目指しました。コンパクトカーというとはっきりした色とイメージすることがありますが、景観を考えれば、うるさく見える色は良くないと思っています。

日本らしさではなく「ホンダらしく」ありたい

ホンダ 3代目 新型 フィット[2013年9月デビュー予定]ホンダ 3代目 新型 フィット[2013年9月デビュー予定]

AO:インテリアは朝日さんの担当になるわけですが、エクステリアを担当する側から見て、どのように映りましたか。

M:グレードアップを狙っていたのだと思います。シルバーの入れ方は従来のフィットにはなかった手法ですし、ピアノブラックの採用も初めてだったので、デザインを進めている過程では「やり過ぎじゃないか」という声も出たようです。でもエクステリア同様、コンパクトカーという枠にとらわれず、グローバルカーとしてのクオリティを追求したことが、良い結果に結び付いたのではないかと思っています。

AO:今回デザインを手掛けるに当たって、日本車らしさ、日本らしさという部分は意識したのでしょうか。

M:日本車らしさや日本らしさというよりも、ホンダらしさにこだわったつもりです。ホンダのDNAは、創業者の本田宗一郎から連綿と受け継がれてきたものであり、日本らしさとはちょっと違う立ち位置にあるのではないかと考えています。コーポレートデザインのキーワードに「エキサイティング」という言葉を掲げたり、3本の柱の中に「ハイテック」を入れたりしたのは、まさにホンダブランドならではのアプローチではないかと思っています。

大きく変革を遂げた今後のホンダデザインにも期待

ホンダ 3代目 新型 フィット[2013年9月デビュー予定]【DESIGNER’S ROOM】ホンダ 3代目 新型「フィット」デザイナーインタビュー/本田技術研究所 四輪R&Dセンター デザイン室 グローバル・クリエイティブ・ダイレクター 南俊叙

僕が免許を取った頃のホンダは、初代シティや2代目プレリュード、3代目「ワンダー」シビックなど、とにかくデザインが冴えていた。モダンで、カッコよくて、ワクワクやドキドキがあふれていた。話を聞きながら、あの頃の勢いを取り戻したかもしれないと期待を抱いている自分がいた。「それに比べて最近のホンダは…」という言葉を、誰よりもホンダ自身が深刻に受け止めていたのだろう。次期フィットを含めて、今後のホンダ・デザインに注目したい。

[レポート:森口将之/Photo:本田技研工業]

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森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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