ホンダ フィット 編集部員試乗レポート(3/3)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
ジーンズのような良き相棒
編集部員は、コンパクトカーらしい体験をするために狭い道の多い江の電の沿線を走りまわった。
ご存知のように江の電沿線は、古都鎌倉をはじめ細い道が多く、何気なく運転するだけでも一苦労。
しかし、そんな細い道だからこそホンダ・フィットの取り回しの良さが光る。
実は、編集部員は地元の友人に案内されて、下手をすれば半径1km圏内の住民しかしらないような細い路地を走り回ったが、フィットなら安心して運転することができた。
ただ、安全面のことなので仕方がないかもしれないが、ボンネット付近が対人衝突の安全性を確保するための形状になっていることから、運転席からクルマの先端(鼻)が見えづらいデザインとなっている。
車体の感覚が慣れるまで、擦るのではないかと正直ヒヤヒヤしたこともあったが、元々コンパクトなクルマだけに、すぐに慣れるのでさほど心配する必要はない。
最後に今の時代、みんなが気になる燃費のテストを兼ねて、江の島から相模湾の海岸線を西にひたすら走り伊豆半島の最南端、石廊崎を目指した。
江の島から石廊崎は片道でおおよそ150kmの距離があり、その殆どが一般道で、熱海を抜けると曲がりくねった伊豆半島の海岸線を走ることとなる。
計測方法は江の電沿線での試乗や都内にある編集部からの移動などを含めた全走行距離の607kmから算出(高速道路が147km、一般道が460km)。
使用した燃料は39.31リットルで、燃費は1リットル15.44kmという結果になった。走行条件を考えれば、かなり良好といったところだろう。
この燃費ならスーツをクリーニングに出す時のように神経質にならず、普段着のように気軽に着れて、気軽に洗えるラフさがある。
クルマ離れと言われて久しいが、ジーンズのような良き相棒になれる1台かもしれない。
ちなみに、今回試乗した1.3LのFFのモデルは75%のエコカー減税対象車となっている。 夏のレジャーの予算に是非ガソリンエンジンのエコカーの購入を加えてみてはいかがだろうか。
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