ホンダ フィット 新型車解説

  • 筆者:
  • カメラマン:原田淳
ホンダ フィット 新型車解説
フロントスタイリング リアスタイリング フロントビュー リアビュー サイドビュー インテリア フロントシート リアシート スイッチレイアウト 収納スペース ラゲッジスペース 画像ギャラリーはこちら

新型フィット登場!初のフルモデルチェンジの答えは”こだわり進化形フィット”

イメージ2

ホンダのコンパクトカー「フィット」がフルモデルチェンジを遂げた。初代フィットが登場したのは2001年。革新的なセンタータンクレイアウトを採用するパッケージングにより、世界115ヶ国において200万台の累計販売台数を記録するベストセラーとなった。そのフィットが迎える初のフルモデルチェンジ。2代目となる新型フィットのライバルはズバリ初代フィット。初代のもつデザイン・パッケージング・走りを、時代のニーズにあわせて極限まで進化させ、ここに新型フィットが誕生した。

新型フィットのコンセプトは“ヒューマンFIT”。人が自然に感じられる驚きや気持ちよさに徹底的にこだわるという、このコンセプトのもと、求められるすべてのことを、あらゆる技術と発想を注ぎ込み、開発が進められた。

エクステリアは、室内の広さと爽快な走りを感じさせるデザインを目指し、フロントピラーの前方位置を徹底追求。スーパーフォワードフォルムと名づけた、空間の広さと前へ前へと突き進むような前傾姿勢を表現。フロントマスクは、左右から中央に向けて絞り込んだデザインを採用し、フォワードキャビンを強調。より大型でシャープなデザインのヘッドライトが精悍な印象を与える。

サイドビューではルーフの最頂部をリア寄りに設定し、そこからノーズに向けて一気に流れるようなラインは、ダイナミックかつユニークな前傾姿勢を表現。フロントピラーからルーフサイドの幅に変化をつけて弓なりの張りをもたせ、同時にシャープなエッジを浮き出させることにより、精悍で躍動感のある造形となっている。リアは、クオーターガラスやルーフエンドを絞り込んだ上半身とフェンダーからテールゲートにかけて厚みと張り出しを持たせた下半身との対比により、安定感と軽快感を表現した。

フロントスタイリングリアスタイリングフロントビューリアビューサイドビュー

“より広く、より快適に”を実現させた室内空間

インテリア

インテリアは、広い室内空間を確保することに加え、人が感じる心地よさや気持ちよさを追求。各部の素材選びや加工などに徹底的にこだわり室内空間全体に質感の高いマテリアルを採用。インストルメントパネルは、機能を立体的に重ね合わせた構成により広さを感じさせるデザイン。コックピットでは、立体大径メーターの採用やスイッチ類の集中配置により、瞬間認知、直感操作性の向上を図っている。液晶ディスプレイには、スモールカーで初めての瞬間燃費と航続可能距離表示を採用した。

フロントシートは、アコードに採用するシートフレームをベースに、バネやパットの形状を最適化。座面やサイドサポート部に工夫を凝らし、快適な座り心地としっかりとしたホールド感を実現している。また、シートバックの肩を斜めにカットすることで、リア席からも抜けのよい視界を確保している。

リアシートでは左右席の座面幅を約20mm、奥行きを約15mm、クッション厚を約10mm拡大し、座り心地を大幅に向上。左右のヘッドレストを埋め込み式にすることで、シートアレンジを容易にしながら、良好な後方視界も確保。リンク構造の工夫などにより、フロントシートがどの位置にあっても、レバーを引いてワンアクションでリアシートのダイブ&リバースが可能となっている。

フロントシートリアシートメーターラゲッジスペーススカイルーフ

新発想のフレキシブルボードでラゲッジスペースの使い勝手をアレンジ

フレキシブルラゲッジボード

ラゲッジルームは、応急パンク修理キットを採用しスペアタイアレスとすることで、床下スペースも活用。64リットルの床下スペースと合わせて427リットルの荷室スペースを確保した。このラゲッジスペースをより使いやすくするために、フレキシブルボードを新採用。用途にあわせて3つのモードを使い分けられるラゲッジを実現している。

また、室内空間の爽快感を広げるスカイルーフを設定。フロント側のルーフ幅を最小にすることで、見上げた際の視界を大きく広げ、空との一体感を演出している。スイッチひとつで開閉できる電動サンシェードにより、1年を通して快適なドライブを楽しめる。

100馬力の走り、1.3リッター新開発i-VTECエンジン

新開発1.3リッター i-VTECエンジン

パワートレインは、100馬力を発生し優れた低速トルクと高速域での伸び、実用燃費を向上させた1.3リッターi-VTECエンジン、全域にわたって伸びやかでトルクフルな走りを実現する1.5リッターi-VTECエンジンの2種類の新開発i-VTECエンジンを設定。

トランスミッションは、コンパクト化をテーマにCVTを新たに開発。発進性能を向上させるため、トルクコンバーターを採用し、スムーズで力強い加速を実現する。また、アイドリング時の燃費向上のため、低速走行時、停止中でクリープ力を使い分けて最適制御するシステムを開発。ブレーキを踏んでいるときのクリープ力をオフにすることにより、無駄な燃費消費を抑える。

走りとスタイルをさらに磨いた大人なロードセーリング=RS

イメージ

また、新型フィットでは1.5リッターモデルを「RS」として設定。上質な乗り味を追求し、専用シャシーを開発。ロードセーリングを表す「RS」の名に相応しい仕上がりを目指した。

RSには、マニュアル感覚でシフト操作が可能なパドルシフトを設定。Dポジションで走行中、ワンアクションでマニュアル変速モードへと切り替えができ、軽快な走りと操作感覚が楽しめる。また、1.5リッターのパワフルな走りをより楽しめるよう、FF車に5速MTが設定されている。

エクステリアは、精悍な表情をつくりだすガンメタリック色のメッシュ部とサテンメッキモールが施されたフロントグリル、張り出した造形と大開口のフロントバンパー、安定感を強調するリアバンパーなど専用パーツでスポーティさと上質感を追求。1.3リッターよりもひとまわり大きい175/55 R15タイヤを採用し、RSならではの個性を強調。5MT車では、さらに185/55 R16にインチアップされる。

インテリアも専用のブラック内装を採用。サイド材にスウェード調ファブリックを採用し、さらにRSだけのステッキを施すことにより、大人のための洗練された上質な室内空間を演出している。

足回りでは、リアスタビライザーの追加など専用のサスセッティングが施され、乗り心地とハンドリングを向上。MT車にはよりスポーティな乗り味を実現させるために、さらなるサスペンションセッティングが施される。また、旋回時などの安定性を高め、滑りやすい路面でのクルマの挙動を制御し、高い安定感をもたらすVSAシステムがメーカーオプション(MT車は標準装備)で設定される。

インテリアフロントシート1.5L i-VTECエンジンパドルシフトタイヤ&ホイール

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ フィットの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ フィットのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ フィットの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ フィットの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ フィットのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる