ホンダ八郷社長、新型「シビックタイプR」は自分でも買いたい(1/2)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
“チームホンダ”を掲げる八郷社長とは
6/17からホンダの新社長に就任した八郷社長。就任から1ヶ月半が過ぎ、話を伺う機会ができた。まだまだこれから八郷イズムを注入していく段階だが、現状での動きや今後の展開、八郷社長の人となりを伺った。
Q. 前社長の伊東さんと目指す方向は一緒?
ホンダとして目指す方向は、伊東が推進してきたグローバルに各地域で現地生産・開発などを推進する6極体制。私もその方向性は間違っていないと思います。
しかし、伊東と自分は性格も違いますし、私は現場をずっとやってきました。なので、現場の声を聞いて、最適なものは何かを経営に上げてやっていくのが伊東との違いです。
また、まずはお客様が望んでいるホンダらしいものを“チームホンダ”で、ホンダブランドに共感してもらえる様、ホンダらしい商品・技術をしっかりと出していきたいです。
Q.タカタのエアバッグ問題についての対応は?
タカタのエアバッグ問題については、お客様に対し、大変ご迷惑をお掛けし申し訳ないと思っています。
まずはいち早く真の原因を究明することと、1日でも早く不良部品の回収実施率を上げていくことに全精力を傾けていきたい。それが今の我々の責務です。
そして品質に対して、間違いない商品を確実に出していくこと、この2つが我々の使命だと思っています。
Q.F1は本調子ではないですが、1勝目はいつ頃だと思いますか?
F1は車体とエンジンのマッチングが上手く出来なかった。冬のシリーズから走行時間が短かったこと、その他にもいろんな課題があり、プラス信頼性に課題が。しかし、先週の第10戦ハンガリーGPでようやく2台が完走できたこともあり、信頼性も出来てきました。
もちろん、早く勝利を挙げたいが、F1は勝負の世界なので、どうなるかわからない。まず年内には上位に食い込めるようにしていきたいです。
開発現場のモチベーションも最初は「どうして?なんで?」となっていたようですが、現場の若いエンジニアも、結果が出てきたので、9月に鈴鹿で行われる日本グランプリに向け頑張っていきたいと、モチベーションも上がってきています。
ぜひ、これからのホンダF1に期待してください。
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