【試乗】ホンダ アコード プラグイン ハイブリッド 試乗レポート in 沖縄/まるも亜希子(1/3)
- 筆者: まるも 亜希子
- カメラマン:和田清志
上級セダンで唯一、プラグイン ハイブリッドを搭載するプレミアム先進エコカー
春一番が東京に吹き荒れた頃、すでに初夏の陽射しがまぶしい沖縄へとやってきた。
那覇空港の出口を一歩出た瞬間から、青く高い空、甘くしっとりとした空気、のんびりと流れるかのような時間に包まれ、心がパッと解き放たれてゆく。
ニコニコと微笑むように咲く、赤いハイビスカスが旅のスタートを告げている。やっぱりはじめに向かいたいのは、海だ。
ここから私を連れ出してくれる相棒には、ホンダ アコード プラグイン ハイブリッドを選んだ。
今、上級セダンとして唯一、プラグイン ハイブリッドを搭載するプレミアムな先進エコカーのアコード プラグイン ハイブリッドは、現状リース販売(2013年12月19日から個人向けリース販売も開始)のみの扱いで、日本では限定400台生産の特別なモデルだ。
伸びやかで悠々としたセダンスタイルに、彫りの深い顔立ちが映えるエクステリアを目の前にすると、この旅がとても上質な時間になるような期待が湧いてくる。フロントグリルとヘッドライトに入るブルーのラインや、左フェンダーにある充電リッドが、アコード ハイブリットとの違いを示している。
ハイブリッドカーと電気自動車のいいとこ取り!「プラグイン ハイブリッド」
プラグイン ハイブリッドは、ちょっと大きめのバッテリーを積んでいて、家庭用の電源からも充電することができる、一歩先のハイブリッドカー。
ガソリンを効率よく使いながら走れるハイブリッドカーと、走行中のCO2排出ゼロで走れるピュアEV(電気自動車)の“いいとこ取り”をしたとも、“電欠をしないEV”とも言われていて、通常はEVで走り、もしバッテリーがなくなりそうならエンジンで充電をしながら走ったり、普通のハイブリッドカーとして走ることもできる。
だから航続距離が短いEVはもちろん、ガソリン車やハイブリッドカーよりもさらに長い距離を効率よく走ることが可能。
ちょっとした空き時間に充電スタンドでバッテリーを補充してあげれば、またEV走行ができるから燃費もいい。
アコード プラグイン ハイブリッドは、一回の充電でのEV走行が37.6kmとたっぷりの距離で、電費は9.26km/kWh、ハイブリッドとしての燃費は70.4km/Lと、どちらもプラグイン ハイブリッド車でトップの高性能を誇る。
島の中をどこへでもドライブしたくなる沖縄の旅に、これほどピッタリなクルマはないはずだ。
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