燃費、走り、安全性能、全てが進化した「ホンダ 新型アコードハイブリッド」【徹底解説】(2/3)

燃費、走り、安全性能、全てが進化した「ホンダ 新型アコードハイブリッド」【徹底解説】
ホンダ アコード ハイブリッド(EX) ホンダ アコード ハイブリッド(EX) ホンダ アコード ハイブリッド(EX) ホンダ アコード ハイブリッド(EX) ホンダ アコード ハイブリッド(EX) 2.0L DOHC i-VTECエンジン リチウムイオンバッテリー 2モーター 走行用モータートルク特性 SPORTモードスイッチ 減速セレクター 画像ギャラリーはこちら

ATレバーレスになった新型アコード、新たに「スポーツモード」スイッチも

エレクトリックギアセレクター
SPORTモードスイッチ減速セレクター

走りに関する装備では、レジェンドで採用している「エレクトリックギアセレクター」をアコードにも新たに搭載。従来型はATレバーを前後に動かしてレンジを切り替えたが、マイナーチェンジ後はスイッチで行う。

「スポーツモード」と「減速セレクター」を加えたことも注目点だ。

「スポーツモード」は運転を楽しむことを考えた走行モードで、アクセル操作に対する反応が機敏になる。「減速セレクター」は4段階に調節が可能。フットブレーキを使わずに減速され、減速度が大きくなると回生の度合いも強まる。

信号に設置された光ビーコンを読んでメーターに表示する新機能が加わる

信号情報活用運転支援システム表示イメージ

運転支援の機能では、「信号情報活用運転支援システム」が備わった。

道路に設置された光ビーコンから得られる信号予定情報と自車位置の測定に基づき、スピードメーターの内部に信号関連の情報を表示する。

具体的には青信号で通過できる時は推奨速度、赤信号で停止すべき時はアクセルを戻す操作を表示する。信号待ちをしている時には残り時間を示す。現時点で約5700箇所の信号で利用できる。

だが、ドライバーが信号を見てアクセルやブレーキを操作するのは運転の基本だから、メーターに視線を落として指示に従うのは現実的ではないだろう。

この機能については、信号の見落とし警告などに発展させて、はじめて実用性を発揮するのではと考える。実際、複数の交差点が隣接している場所では遠方の信号が青だと、手前が黄色に変わっても見落としやすい。このような場面では、警告が有効に働く。

LKAS作動イメージCMBS作動イメージ

またアコードには緊急自動ブレーキを作動できるホンダセンシングが標準装着され、付帯機能として車間距離を自動調節しながら追従走行できるアダプティブクルーズコントロールも備わる。このシステムには停止状態までカバーできる渋滞追従機能もあるが、信号を検知して停止することはできない。

これは危険な落とし穴で、先行車のいる状態で発進と自動停止を繰り返していると、次第にドライバーのブレーキ操作に対する感覚が麻痺してくる。自車が先頭になって赤信号で止まるべき状態になった時、ブレーキ操作が遅れやすい。この時に警報を発するとミスを防げる。

安全装備の緊急自動ブレーキに、全車速追従型のクルーズコントロールが付帯され、これが運転ミスの原因になったとすれば本末転倒だ。ドライバーが自覚を持って運転することが何より重要だから、個人的にはクルーズコントロールの使用は高速道路に限るのが好ましいと思う。

それでも「渋滞追従機能」を設けるなら、赤信号まで担保しないと不十分だ。クルーズコントロールは「ユーザーがペダル操作をクルマに任せる」装備だから、安全性と背反する状態も起こり得る。これはアコードに限らず、対策を図って欲しいところだ。

LaneWatch作動走行イメージ

ちなみにホンダセンシングは道路標識を認識してメーター内部に表示する機能も備えるから、クルーズコントロール作動時に黄/赤信号の警報を行うのも技術的には可能だろう。

ホンダセンシングの付帯機能として、レーンウォッチシステムも新採用した。

左側のドアミラーにカメラを装着して、ドライバーの死角に入る左斜め後方の様子をナビ画面の上に位置するモニターに表示する。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

ホンダ アコードハイブリッドの最新自動車ニュース/記事

ホンダのカタログ情報 ホンダ アコードハイブリッドのカタログ情報 ホンダの中古車検索 ホンダ アコードハイブリッドの中古車検索 ホンダの記事一覧 ホンダ アコードハイブリッドの記事一覧 ホンダのニュース一覧 ホンダ アコードハイブリッドのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる