モアスペース軽トールワゴン徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
現行の軽自動車規格は、全長3400mm以下、全幅1480mm以下、全高2000mm以下、エンジン排気量660cc以下、乗車定員4名以下と規定されている。その制約の中で、できる限り大きなスペースとすることを追求したミニバンタイプの軽自動車の人気が高まっている。
スズキワゴンRとダイハツムーヴが人気を二分し、それが定番となっていた中で突破口を開き、勢力図を塗り替えたのが、2003年11月の初代ダイハツタントの登場だ。
そのタントも、すでに2代目に移行。広大な室内空間に加え、ミラクルオープンドアという独自の武器を身に着けた現行モデルが、2007年12月より発売されている。
さらに、2011年11月の一部改良で、ミライースの「e:sテクノロジー」の技術を譲り受けた新パワートレインとアイドリングストップ機能が搭載された。
そんなタントの成功を受けて、スズキが放ったのが、両側スライドドアを持つパレット。そして、パレットが日産へOEM供給し、ルークスの名前で2009年12月より発売されている。そのルークスは、日産が誇る「ハイウェイスター」シリーズの末弟としても人気を誇っている。
さらに2011年12月、ホンダがついに同カテゴリーに名乗りを挙げたのが、N BOXだ。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを活かした新開発プラットフォームに新パワートレインを搭載。先発の2モデルをしのぐ室内空間を実現し、押し出し感のあるスクエアなフォルムを持つのも特徴だ。
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