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3台比較 2011/12/19 18:20

低燃費コンパクトカー 徹底比較(2/4)

低燃費コンパクトカー 徹底比較

スカイアクティブと「i-stop」を搭載

マツダ デミオ SKYACTIVマツダ デミオ SKYACTIV

マイナーチェンジで追加されたスカイアクティブ搭載モデルは、14.0というガソリンエンジンとして現時点で世界最高の圧縮比を誇る1.3リッター直噴エンジン「13-SKYACTIV」とアイドリングストップ機構「i-stop」を搭載。

最高出力62kW[84ps]、最大トルク112Nm[11.4kgm]というスペックで、10・15モード燃費で30.0km/L(JC08モードでは25.0km/L)を実現している。

ドライブフィールは、とても俊敏なレスポンスを持ち、アクセルを踏んだ瞬間にエンジンの回転が先に上がる一昔前のCVTのような、やや加速がついてこない印象も残るものの、気持ちよく上まで回る。アイドリングストップの制御もいたってスムーズで、あまり違和感はない。

また、今回のマイナーチェンジで、スカイアクティブ以外のグレードも含め、リアトレーリングアームのマウント部のブッシュ特性の変更や、ダンパーのチューニング、ボディ補強などが行なわれている。これにより、直進安定性や操舵安定性が向上しており、フットワークの印象も、俊敏性重視から安定志向に性格が変わったように感じられる。

ただし、空気圧が高く、転がり抵抗の小さいエコタイヤを履くためか、乗り心地はやや固め。

ボディサイズは3900mm×1695mm×1475mmで、今回の中ではもっとも全高が低い。凝った面構成のボディパネルによるスタイリングは、登場から時間が経過しても古さを感じさせない。

また、アンダーカバーや、ルーフスポイラーなどの空力性能を高めるパーツの採用により、この形状ながら0.29という0.3を下回るCd値を達成したことも特筆できる。これも走行安定性や燃費に少なからず寄与しているはずだ。

マツダ デミオ SKYACTIVマツダ デミオ SKYACTIVマツダ デミオ SKYACTIVマツダ デミオ SKYACTIVマツダ デミオ SKYACTIV

副変速機付CVT搭載、アイドリングストップ機構を追加

スズキ スイフトスズキ スイフト

ボディサイズは、3850mm×1695mm×1510mmと、今回の他の2台よりもやや短く、しかし比較的背は高めという独特のシルエットを持つ。

先代の面影を色濃く残すエクステリアは、プレーンながら従来よりも躍動感のあるデザインとなった。3台を並べると、スイフトのみノーズがあまりスラントしておらず、またAピラーをはじめ各ウインドウが立ち気味となっていることがよくわかる。

従来の吸気側に加えて排気側にもVVTを採用。吸排気VVTを与えた1.2リッター直4エンジンは、最高出力67kw[91ps]、最大トルク118Nm[12.0kgm]というスペック。これにジャトコ製の副変速機付きCVTが組み合わされる。

また、グレードの制約こそあるが、5速MTが選べるところもスイフトならではだ。2011年8月に追加設定されたアイドリングストップシステム採用モデルは、10・15モードで2.0km/L向上した、25.0km/L(JC08モードでは1.2km/Lプラスの21.8km/L)の燃費を実現。同システムは再始動のマナーもよく、とくに気になる部分はない。

アイドリングストップシステムが搭載されたことに付随して、エンジン停止時のずり下がりを抑えるヒルホールド機構の付くESPが標準装備とされた。

フットワーク面では、操舵量に応じてタイヤの切れ角を変化させる可変ギアレシオステアリングを採用する点がスイフトの特徴。適度に手応えのある、しっかりとしたステアフィールを持ち、俊敏な走りを楽しむこともできる。

ただし、16インチタイヤ装着車は、最小回転半径がコンパクトカーとしては大きめの5.2m(15インチでは4.8m)となり、小回り性能に少々難がある。

スズキ スイフトスズキ スイフトスズキ スイフトスズキ スイフトスズキ スイフト

ハイブリッドシステムを持つコンパクトカー

ホンダ フィットハイブリッドホンダ フィットハイブリッド

フィットハイブリッドは、3900×1695×1525(mm)というボディサイズ。ホイールベースは、今回の中で最長の2500mmとなる。

ハイブリッドではないフィットも、1.3リッターモデルのFF車では、10・15モード燃費で21.0~24.5km/L(JC08モードでは19.2~20.6km/L)をマークするが、フィットハイブリッドは、同30.0km/L(同26.0km/L)という低燃費を誇る。

IMAシステムは、最高出力65kW[88ps]、最大トルク121Nm[12.3kgm]を発生する高効率な1.3リッター直4SOHC(i-VTEC/i-DSI)エンジンに、10kW[14ps]、78Nm[8.0kgm]の小型、薄型のモーターを組み合わせる。

これにより、燃費はもちろんエンジントルクの薄い領域をモーターが上手く補ってくれるので、停止状態から走り出す際の加速感が力強く、運転しやすいというメリットがあるのもハイブリッドならでは。

さらに、IMAシステムやエアコンなどを協調制御することで燃費向上を図る「ECONモード」も備える。また、条件が整えば、全気筒を休止させてモーターのみで走行させることも可能である。

もちろんオートアイドルストップ機能を備えるが、再始動のスムーズさは、ハイブリッドらしく上記2モデルよりもさらに上だ。ステアリングの手応えは軽く、比較的小回りの利くあたりはフィットゆずり。バッテリーやモーターや制御系の部品をリアに積むため、車両重量は1130kgと上記の2台よりも重くなっているが、前後重量配分は、より前後バランスが均等に近づいており、それがコンパクトカーのわりに落ち着いた乗り味をもたらしている。

また、タイヤの空気圧について、デミオとスイフトは、前250kPa、後220kPaとなっているところ、フィットハイブリッドは前230kPaの後210kPaであり、それも乗り心地の面で多少は有利に作用している。

ホンダ フィットハイブリッドホンダ フィットハイブリッドホンダ フィットハイブリッドホンダ フィットハイブリッドホンダ フィットハイブリッド

デザイン・スペックの総評

ご参考まで、撮影時に行なった燃費計測のデータを、デミオ、スイフト、フィットハイブリッドの順で述べると、以下のとおり。

・高速巡航(100km/h):21.5km/L、21.5km/L、22.3km/L

・信号のほとんどない郊外:25.1km/L、24.8km/L、27.9km/L

・流れのよい市街地:18.8km/L、17.8km/L、19.8km/L

・渋滞している市街地:10.5km/L、9.7km/L、9.9km/L

・ワインディング(ほぼ全開):7.7km/L、6.3km/L、7.4km/L

なお、11月ながら最高気温が24度という日であったが、エアコンを23度に設定し、公平にするため、フィットハイブリッドもECONモードではなく標準で走行した。

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