欧州プレミアムBセグメント 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:茂呂幸正
世の中でダウンサイジング志向が高まる中で、以前にも増してコンパクトカーへの関心も高まっている。
そんな中でも、コダワリを持つユーザーは少なくなく、欧州のプレミアムなBセグメント車熱い視線が注がれている。そこで今回は、価格帯が近く、注目度の高い3台を集めた。
筆頭は、2011年1月発売のアウディA1だ。かつてA2というモデルも存在したが、日本には正規輸入されなかったため、日本で販売されるアウディとして初のBセグメント車となる。
3ドアハッチバックのみの設定で、日本に導入されるのは、1.4リッターのTSIエンジンと7速Sトロニックという組み合わせのみとなる。アウディの一員ながら、289万円という300万円を下回る価格設定も興味深い。
フォルクスワーゲン(以下VW)ポロGTIは、2009年秋の現行ポロの日本導入から約1年後の2010年9月に追加された。
日本に導入されるのは5ドアハッチバックのみで、1.4リッターのツインチャージエンジンを搭載し、7速DSGを組み合わせる。ちなみに先代では日本でも3ドアと5ドアが選べ、本国では現行モデルも3ドアが選べるところだが、現状では諸般の事情により5ドアのみとされたようだ。価格294万円。
BMW傘下として2代目となる現行MINIは、2007年2月より発売。2010年5月に大がかりな改良が行ない、ラインアップのすべてにわたりエンジンが改良されたほか、MT車にスタートストップ機構が追加されるなどした。さらに同年10月には内外装が変更された。
今回は、あえてターボエンジンを搭載するクーパーSのMT車を持ち込んだ。価格303万円(ATは330万円)。
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