コンパクトユーティリティカー 徹底比較(2/4)

コンパクトユーティリティカー 徹底比較
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お洒落な感性に応えるLepice(レピス)

トヨタ ラクティス L’epice(レピス)トヨタ ラクティス L’epice(レピス)

2代目ラクティスは、初代よりも全高が低くなり、スタイリッシュさが増しながらも、伸びやかで広い室内を想起させるフォルムとなっている。

立体的にせり出した形状のフロントセクションは、ワイドなグリル、直線基調のヘッドライトなどにより存在感をアピール。シャープなウインドウグラフィックも特徴的で、タイヤの四隅配置を強調するとともに、ホイールアーチの張り出しによる踏ん張り感が表現されている。

「Lepice(レピス)」には、専用フロントバンパー、グリル、ホイールカバーなどが与えられる。写真のアルミホイールはオプションとなる。

エンジンは、従来からの1NZ-FE型(80kW[100ps])に改良を加えた1.5リッターと、1.3リッターはiQなどに搭載されるのと同じ1NR-FE型(70kW[95ps])に変更された。

レピスのようなグレードでも、1.5リッター車であれば、マニュアルシフトが可能な7速シーケンシャルシフトマチック付きとなるのも特徴的といえる。ドライブフィールはいたって素直で、走りに注力したグレードが他にありながらも、重心の高さを感じさせない引き締まった感覚のフットワークを楽しめる。

電動パワステのフィーリングも、今回の中でもっとも自然に仕上がっており好感が持てる。

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より上質感を追求した「X」グレード

ホンダ フィット 15Xホンダ フィット 15X

キビキビとした軽快な走りこそフィットの真骨頂で、どのグレードを選んでも、その期待を裏切ることはない。

初代のイメージを受け継ぎつつ、よく見ると非常に凝った面構成のボディパネルを持つ表情豊かなエクステリアも現行フィットの特徴のひとつである。

2010年10月のマイナーチェンジで、空力を意識した変更が加えられるとともに、モデルごとのキャラクターが強調された。その際、Xには、クロームメッキを施した専用フロントグリルや、リアライセンスガーニッシュなど、上質感を追求した専用エクステリアが与えられた。

現行フィットの発売当初、スポーティなRSのみに搭載されていた1.5リッターエンジンが、のちに追加されたXにも与えられた。

同マイナーチェンジでは、1.3リッター車についてもエンジンやCVTの見直しを行なっているが、Xでは1.5Lエンジンの余力のあるトルクを活かし、CVTの変速特性がハイレシオ化したセッティングとされている。

また、フィットの中でもXでは、ハイブリッドに次いで吸音・遮音性能に注力しており、静粛性についても、今回の中ではフィットが一枚上手といえる仕上がりを見せる。

今回のマイナーチェンジで、電動パワステのセッティングも変更されており、これまで少々曖昧だった中立付近のフィーリングが改善され、全体的にしっかり感が増した点も好印象だ。

ホンダ フィット 15Xホンダ フィット 15Xホンダ フィット 15Xホンダ フィット 15Xホンダ フィット 15X

ECOモード機能を追加

日産 ノート 15X Vセレクション日産 ノート 15X Vセレクション

2010年12月の一部改良で、エンジンとエクストロニックCVTを協調制御するECOモード機能が2WD車全車に装備された。乗ってみると、当初のノートでは、CVTの変速が動きすぎるきらいがあったところ、ECOモードにすると印象が薄まり、ちょうどよくなるという印象。

それでいて、ECOにしても物足りないという印象もあまりない。エンジンは1.5リッターがメインで、ほかにMTの1.6リッターも選べる。上級のGにはユーロサスペンションが標準装備されるが、その他のグレードのFF車でも選ぶことができる。

今回の中では、やや重心が低めで、欧州を感じさせる骨太な印象のドライブフィールを持っている。単独で乗っているとあまり気にならないものの、電動パワステの操舵感が軽かったり、乗り心地にやや粗さが見られたりと、最新の上記2モデルに比べると見劣りする部分もなくはないが、全体的なフィーリングはそつなくまとまっている。

エクステリアでは、大きなヘッドランプと、リアビューの、ルーフまで回り込んだテールランプが特徴的。ボディカラーは写真のスカッシュブルーなど新色5色を含む全8色の設定となった。

登場が2005年1月と、それなりに時間が経過しているが、基本の先進性に加え、途中のリフレッシュもあり、見た目の新鮮さがあまり損なわれていないところもノートらしい。

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デザイン・スペックの総評

全長は、フィット3900mm、ラクティス3995mm、ノート4020mmとフィットがかなり短い。全高は、フィット1525mm、ノート1535mm、ラクティス1585mmとなっており、立体駐車場への適合性ではラクティスが微妙なところ。10・15モード燃費(2WD車)は、ラクティスが1.3リッター、1.5リッター車とも20.0km/L、フィットは1.3リッター車が22.0~24.5km/L、Xが20.0km/L(RSは17.4km/L)ノートも20.0km/Lと横並びとなっている。今回持ち込んだグレードにおける走行モード選択について、ラクティスはスポーツモードのスイッチがあり、シフトでマニュアルモードが選べる。フィットはECOモードのスイッチがあり、シフトで「S」ポジションが選べ、ノートはシフトにスポーツモードのスイッチが付いていたところ、さらにインパネにECOモードのスイッチも備わる設定となった。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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