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3台比較 2010/10/14 10:18

価格別 欧州テイストSUV 徹底比較(3/4)

価格別 欧州テイストSUV 徹底比較

使えば実感できる良さがたくさん

日産 デュアリス日産 デュアリス

センターコンソールからメーターバイザー、ドアトリムまでを連続性のあるデザインでドライバーを囲んだ、運転に集中できるコックピット感覚のインパネは、有機的なデザインや、この価格帯ながら質感が高いところもポイント。

FFベースの強みを活かしたパッケージングはとても合理的で、限られたサイズの中で、効率的に居住空間やラゲッジスペースを確保している。欧州車なみかそれ以上に大きなサイズの運転席・助手席も、疲労感の小ささに貢献していることだろう。

後席の居住性も十分に確保されており、後輪駆動のX1やクワトロのQ5に対しセンタートンネルは低い。また、同クラスのSUVでここまで開口面積の大きなものはない「スタイリッシュガラスルーフ」もデュアリスのポイントのひとつだ。

あえて固定式としたことでレール機構を省くことができ、開口部の横幅を広く確保できているところも特徴で、前席の頭上から後席まで明るく開放感のある空間を提供してくれる。

ラゲッジスペースは、奥行きは一般的ながら、横幅がタイヤハウスの部分でもかなり広く確保されている。このあたり大きなアピールポイントとはいえなくても、使えば実感できる良さをいくつも身に着けている点も、このクルマが欧州で高く評価されている秘訣だろう。

2010年8月のマイナーチェンジでは、大径メーターにメッキリングを採用したほか、タコメーターとスピードメーター間に、クルマの状態がひと目で分かる「車両情報ディスプレイ」が採用された。

クラストップレベルの3.6インチディスプレイに、瞬間燃費や航続可能距離などがわかるドライブコンピューター機能や、エンジンオイルやタイヤの交換時期などを表示するメンテナンス機能、各種の警告を表示するウォーニングインフォメーション機能などを搭載している。

日産 デュアリス日産 デュアリス日産 デュアリス日産 デュアリス日産 デュアリス

低めの車高をより強調するローポジション

BMW X1BMW X1

近年のBMWに共通するエキゾチックな雰囲気のあるインテリアは、シートカラーやインテリアトリムを多彩なコーディネートから選ぶことができるのも特徴。

300万円台という価格帯からすると、このクオリティ感は十二分に満足感を与えてくれることだろう。低めの車高に対し、最低地上高は195mmと一般的なSUVと同等の高さ。そこにヒップポイントを低めに設定し、下半身を投げ出す格好にすることで、あえてSUVらしくないドライビングポジションを強調したかのように感じられる。

収納スペースが日本車並みに豊富に設定されているのも特徴で、ペットボトルの置けるスペースがセンターだけでなく前後ドア側にも設定されている。

また、BMWといえばiDriveが特徴的だ。当初のものは使い勝手に少々難があったが、だいぶ整理されて使いやすくなってきた。大きな開口面積を持つ電動パノラマサンルーフは、前席側はスライド&チルトアップが可能となっている。

ラゲッジスペースの奥行きはデュアリスと同等ながら、タイヤハウス部分の横幅はデュアリスに比べると狭め。ただし、その後方は広く空いているのでゴルフバックも置ける。フロア下には浅いながらもセパレーションパネルを備えたアンダーボックスが設定されているのも特徴で、便利に使えそうだ。

リアシートを直立状態にして荷室との仕切りにしたり、センターのみを前倒しして長尺物を積めるようになっているのも特徴である。

BMW X1BMW X1BMW X1BMW X1BMW X1

上質な作り込みを随所に感じさせる

アウディ Q5アウディ Q5

ほかのアウディ車と同じく、センターコンソールをドライバー側に傾けて設定したインパネは、パネル類のチリ合わせの緻密さや、用いられた素材の質感の高さなどにより、アウディらしいつくり込みの良さを感じさせる。

また、センターコンソール後方には、カーナビなどを集中操作するMMI(マルチ・メディア・インターフェイス)のコントローラーが装備されているが、こちらもiDriveと同様、当初のものに比べると改良されているが、使い勝手はもう一歩といわざるをえない。

大面積の開口を持つ電動パノラマサンルーフは、前席の少し後ろで区切られて、スライドしたりチルトアップしたりできるようになっている。丁寧な作り込みを感じさせる前後シートは、いずれも室内高の高さを活かしたアップライトなポジションで、大きなボディをより広く感じさせる。

居住空間は、やはり上記2モデルと比較にならないくらい広い。

リアシートは前後スライドが可能となっている点も特徴。こうしてスライドが可能で、遠隔操作で前倒しができる構造のシートながら、かなりガッシリとしたつくりになっており、乗り心地をまったく悪化させていないあたりはさすがである。

ラゲッジスペースも、他のアウディ車ではタイヤハウス幅に合わせてそのまま後方まで側壁を設定しているのに対し、Q5は右側の後方がえぐられているので、ゴルフバックも横に置ける。

フロア下にスペアタイヤは積まれず、深く容量の大きなラゲッジアンダーボックスも設定されている。また、日本車では軽視されがちなトノカバーが、標準でかなりしっかりしたものが付いているあたりも、上記2モデルをしのぐ点である、高級SUVたるQ5らしい一面といえる。

アウディ Q5アウディ Q5アウディ Q5アウディ Q5アウディ Q5

総評

SUVとして括れるカテゴリーの中にも、いろいろなタイプの車種が存在するようになった中で、価格差を考える前に、まずはパッケージングの多様化が興味深い。デュアリスは、ちょっと背の高いCセグメントのハッチバック車で、X1にはSUVという雰囲気はあまりなく、むしろショートワゴン的。Q5は、日本では導入されなくなったオールロードクワトロとの差別化もあってか、ボディサイズの大きさや車高などSUVテイストをより強調している印象。価格の差は、やはり質感や装備の差になって表れてくるのは当然だが、デュアリスは、視覚的な部分はもとより、欧州では低価格車でも当たり前の装備であるテレスコピック付きステアリングやサイド&カーテンエアバッグ、全席3点式シートベルトなどを全車に標準装備するなど、全体的に健闘しているといえるだろう。ただし、横滑り防止装置については、デュアリスは標準装備ではなく別装備を含めセットオプションとなっている。

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