4座スペシャリティクーペ最新事情 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
こんな時代でもスポーツ&スペシャリティカーは、やはりクルマの中で「華」といえる存在。しかしながら近年ではスポーツ&スペシャリティカーの数がめっきり減ってしまった。しかも、残っている車種も概ね価格が高く、あまり身近なものでなくなっていった感がある。そんな中でも、がんばればなんとか手が届きそうな価格帯で、最近なんらかの動きがあった3モデルを紹介しよう。
2ドアのスポーティカーというと、日本のメーカーでは、日産が唯一、気を吐いている状況だ。2008年12月の現行フェアレディZ発表の翌日にスカイラインシリーズの一部改良を実施。評判のよいVQ37VHRエンジンが、フェアレディZにも譲られたのはご存知のことだろうが、スカイラインにもZで初出しの新開発の7速ATが与えられた。価格はタイプSPのATで460万9500円。
BMW335iクーペには、M3に続いて、2008年11月の改良で、ダブルクラッチを持つ2ペダルMTの7速スポーツATが採用された。335iにはパラレルツインターボの付いた、直6ユニットを搭載。それに7速スポーツATが組み合わされたことで、さらなるパフォーマンスの向上が期待できる。価格は713万円。
これまでもたびたび限定車がリリースされているマスタングには、生誕45周年を記念した「V8 GTクーペ 45THアニバーサリー」が、2009年1月に限定45台にて発売された。マスタング初のグラストップを採用する点が特徴。すでに次期モデルの情報も聞こえてくるマスタングだが、人気の高い現行モデルも最後まで目が離せない。価格はベース車の38万円高となる498万円。
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