オーリス/インプレッサスポーツ/アクセラスポーツを徹底比較 ~海外市場で鍛えられた商品力の高いグローバルな3車種~(3/4)

オーリス/インプレッサスポーツ/アクセラスポーツを徹底比較 ~海外市場で鍛えられた商品力の高いグローバルな3車種~
トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック 画像ギャラリーはこちら

内装をオシャレな雰囲気に仕上げて自動ブレーキ付きの安全装備も採用

トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリックトヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック

インパネは直線と曲面を巧みに組み合わせて、新鮮な印象を受ける。マイナーチェンジでは光沢のあるブラックの素材を使い、インパネの中央から助手席の前側に掛けてステッチもあしらった。特に120Tでは光沢のある木目調パネルが微妙な陰影を付けている。下側はブラックの合成皮革で仕上げ、木目調パネルとのコントラストもオシャレだ。

120Tのシートの表皮は、専用にデザインされて本革/ウルトラスエード/合成皮革を組み合わせた。シートにもステッチを施し、両側をブラウンに仕上げて車内を上質に見せている。前席はサイズに余裕を持たせ、背もたれの高さ、座面の奥行ともに余裕がある。両端にサイドサポートが適度に張り出し、体をしっかりとホールド。体が座面に適度に沈んだところで支えるから、座り心地も快適だ。運転席の着座位置を調節するリフターは、座面を水平に上下させる方式。持ち上げた状態でも座面の後方が少し下降して、腰の収まりが良い。ちなみに車種によっては座面の後方のみを上下するが、この方式だと持ち上げた時に着座姿勢が安定しにくい。オーリスはシートの着座感覚と運転姿勢にもこだわった。

後席の居住性も良好だ。頭上と足元には相応の空間があり、後席に座る乗員の足が前席の下に収まりやすい。従って膝の持ち上がる姿勢になりにくく、4名で乗車した時も快適だ。

装備については、先ごろのマイナーチェンジで安全面を充実させた。赤外線レーザーと単眼カメラを使った「Toyota Safety Sense C」と呼ばれる安全装備に注目したい。時速10~80kmで走行中、危険が迫ると警報を発し、衝突不可避の状態になると自動的に緊急ブレーキも作動させる。このほか車線の逸脱を警報したり、対向車を検知してヘッドランプのロー/ハイビームを自動的に切り替える機能も備わる。

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トヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリックトヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリックトヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリックトヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリックトヨタ オーリス 120T ボディカラー:ブルーメタリック

オーソドックスな内装はリラックスできて装備も充実

スバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パールスバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パール

インプレッサスポーツのインパネは、ほかのスバル車と同様にシンプルなデザイン。見栄えはオーソドックスだが、水平基調で配置され操作性は良い。メーターは大径で見やすく、エアコンのスイッチは丸型にデザインされて手探りの操作がしやすい。スポーティとか豪華といった印象は受けないが、馴染みやすい雰囲気がある。

シートの座り心地も同様だ。前席は、サイドサポートの張り出しはあまり大きくないが、サイズはタップリしている。肩まわりの支え方も良い。座り心地は適度に柔軟で、シンプルな内装と相まってリラックスできる。後席は足元の空間が比較的広く、シートのサイズも相応にあって前席と同様に快適だ。注意したいのは、前席に電動調節機能が備わると、後席に座った同乗者の足が前席の下に収まりにくいこと。電動調節機能は便利だが注意点もある。

装備ではアイサイト(ver.3)に注目したい。自動ブレーキの作動も可能な衝突回避の支援機能で、高速域まで対応できる。2個のカメラをセンサーとして使うため、映像の解析で歩行者や自転車も認識する。カメラ映像のカラー化により、先行車のブレーキランプが点灯したことも検知して、危険が迫った時の警報を従来以上に早い段階で行うことが可能になった。

快適性を高める機能には、カメラセンサーを利用したクルーズコントロールがある。時速100kmの範囲内で速度を設定すると、車間距離を自動調節しながら追従走行することが可能だ。作動中はドライバーがペダル操作をクルマに任せられる。全車速追従型だから、停止状態までカバーする。

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スバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パールスバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パールスバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パールスバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パールスバル インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト ボディカラー:クリスタルホワイト・パール

内装はスポーティな雰囲気で安全装備を充実

マツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリックマツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック

アクセラスポーツの内装は、外観と同様、スポーティな雰囲気だ。インパネの色彩はブラックで統一され、エアコン吹き出し口の周囲などにシルバーの装飾をあしらっている。インパネのデザインは水平基調。エアコンスイッチの位置は若干低めだが、操作性は良い。中央には7インチWVGAセンターディスプレイが装着され、各種の情報を表示できる。ディーラーオプションのSDカードを挿入すれば、カーナビとして使うことも可能だ。

前席はスポーティな印象。硬めの座り心地で、体がシートに沈む感覚は希薄だがボリューム不足はない。背もたれの高さに余裕があり、サイドサポートの張り出しも大きめで着座姿勢が安定する。後席は先の項目で述べたように、サイドウインドーの下端が高めだ。なので少し閉鎖感を伴う。頭上と足元の空間も広くないが、後席に座る乗員の足が前席の下に収まりやすく、大人4名の乗車に支障はない。

安全装備は充実している。前方はミリ波レーダーと赤外線レーザーが監視して、衝突の危険が生じると警報を発する。回避操作が行われない時は、自動的に緊急ブレーキを作動できる。センサーとしてカメラも装着。車線を逸脱した時に警報を発したり、対向車を検知してロー/ハイビームを自動的に切り替えることも可能だ。

後方に向けたレーダーも装着され、2車線道路などでは斜め後方を走る車両の存在を知らせる。気付かずに車線変更すべく方向指示機を作動させると、警報を発して注意をうながす。

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マツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリックマツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリックマツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリックマツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリックマツダ アクセラスポーツ XD ボディカラー:ソウルレッドプレミアムメタリック

内装・装備の総評

内装のデザインにも、外観と同様に各車の個性が反映されている。オーリスのインパネは、直線と曲面を巧みに融合させて新鮮味を打ち出した。木目調パネルとシートの配色もオシャレ。本革とウルトラスエードを使ったシート表皮は、肌触りが良く、適度に伸縮するから座り心地も快適だ。

インプレッサスポーツの内装は、デザイン、シートの座り心地ともにリラックス感覚が特徴。見栄えは平凡だが、各部の造り込みはていねいでスイッチ類の操作性も良い。

アクセラスポーツは、全体的にスポーティ。水平基調のインパネデザインはBMWを連想させる。欧州車感覚が少し濃すぎる気もするが、クルマ好きには受けるタイプだろう。円形のタコメーターを大きくデザインして、速度をデジタルで表示するあたりもアクセラスポーツの性格に合っている。

そして3車種ともに、緊急自動ブレーキを作動できる衝突回避の支援機能を装着した。ミドルサイズのハッチバックは長距離ドライブに出かける機会も多く、充実した安全装備は安心感をさらに高めてくれる。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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