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3台比較 2006/8/25 16:59

ハイブリッドカー 徹底比較(2/4)

ハイブリッドカー 徹底比較

初代のネガを消し魅力UPが図られた2代目

フロントスタイルリアスタイル

初代の「天才タマゴ」のイメージを踏襲しつつ、内容的に大変革を受けて2代目に移行したエスティマは、そのキープコンセプトで3代目に移行した。

エスティマハイブリッドとしては2代目となる現行モデルは、簡潔にいうと初代のネガティブなポイントを改善し、魅力のポイントをより向上させたモデルに仕上がっている。

エクステリアもガソリンエンジンのエスティマに比べて少々雰囲気が異なる。具体的に挙げると、フロントマスクでは、グリル形状が異なり、ブルースモークのヘッドランプが備わり、バンパー開口部が左右独立したデザインのワイド&ローイメージのものとなっている。とはいうものの、そのイメージはスポーティな類いものではなく、どちらかというとユーモラスな顔つきという印象だ。

リアまわりではテールランプがブルースモークのクリアタイプとなり、空力性能向上のためルーフスポイラー形状も微妙に異なっている。ちなみに「アエラス」の設定はない。

従来のTHS-CからTHS-Ⅱに変更されたパワーユニットにより、動力性能は激変。前後に高出力化されたモーターを備えた「E-FOUR」により、ゼロ発進や全開加速時の加速感は大幅に向上を果たした。

初代モデルの走りはエコの印象が強く、プリウスのそれに近い感覚だった。ただ、重くなった車重に合わせてスタビリティを確保すべく、乗り心地は硬い印象のものとなっていた。しかし、新型ではそれらがかなり払拭されている。また、ガソリンエンジン車にはないVDIMが標準装備されたこともポイント。これらE-FOURとVDIMは、安全性の向上に大きく貢献してくれるに違いない。

もちろん車重は増加しており、それはとくに急制動時に感じられる。しかし、加速性能はガソリンエンジンの2.4Lモデルよりも確実に良い。

ドライブフィールは重心を低く設定した感覚があり、背が高く車重の大きいミニバンでありながら、コーナリングの姿勢も悪くない。高度に電子制御された回生ブレーキにより、ブレーキフィールの違和感も非常に小さい。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤエネルギーモニター

ゼロスタート時&加速時に味わえる力強い加速フィール

フロントスタイルリアスタイル

高級車+ハイブリッドという図式は、数年後にはもっと一般的になっているのかもしれないが、現時点ではGS450hが世界で唯一のモデルである。

伸びやかなフォルムをまとうスタイリッシュなサルーンは、国産車離れした雰囲気を持ちつつ、主たるオーナー層となるであろう中-高年層の審美眼にもかなう普遍性をも備えている。

ガソリンエンジン車との違いは、ハイブリッドであることを示すバッジと、ホイールにメッキのカバーが付く程度で、その差異はごく小さい。ただ、いずれにしても一声700万円オーバーのクルマとして見ると、もう少しそれ相応のプラスアルファが欲しかった気がしないでもない。 パワーユニットは3.5Lガソリンエンジン+世界初のFR車用ハイブリッドシステムであるTHSⅡとなる。ガソリンエンジン車でエンジンおよびトランスミッションが収まるスペースに、バッテリー以外のすべてのシステムを収めている点がポイント。これでバッテリーさえもっと軽量コンパクトになれば、ガソリンエンジン車と比べたハンデはほとんどなくなるという構成だ。

走りのテイストは、ひとことでいうと踏み初めから一気にブーストがかかったロープレッシャーターボという感覚。非常に力強い加速を示す。この感覚は、他のクルマでは味わえないものだ。 車重は1.9トンに達するが、一般道を普通に走るぶんには、その力強い加速感のみが印象に残る。ただ、スロットル操作で一定速度の巡航を保ちにくい点が少々気になったので、この点はもう少し洗練されることを願いたい。

リアにバッテリーを搭載するため、結果的に前後重量配分がガソリンエンジン車よりも50:50に近づいている。また、足まわりが強化され、アクティブスタビライザーを装備するなど、より締め上げられたものとなっている。乗り心地は少々硬い印象もあるが、全体としてはそつなくまとめられている。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤモニター

ほとんど違和感なく乗れるところが立派

フロントスタイルリアスタイル

プリウスも2代目となって久しいが、初代に比べ大幅に内容が充実した。3ナンバーボディとなり、他の乗用車がそうであるように、ボディの大型化と居住スペースの拡大が図られた。走行性能についても大幅に向上を果たしている。

改めてプリウスを見ると、従来のクルマとは違う「新しさ」を表現したスタイルでありながら、違和感を覚えさせないデザインはさすが。また、このクルマを所有しているだけで、オーナーの「エコロジー」への意識の高さをアピールできるまでになったところもプリウスの実力のひとつだろう。

1.5Lガソリンエンジン+モーターのTHS-Ⅱによる走りは、非力ではあるが実用上において不満な思いをすることのない動力性能が確保されている。また、初代では細すぎたタイヤによる操縦性も含めていかにもエコカーらしい走り味だったが、現行モデルではその感覚がかなり薄れた。高速道路を巡航するときでも、頼りなさを感じることはない。さらに、乗り心地がソフトライドで非常に快適であることもプリウスの強みだ。

走りにおいて、積極的にどこかがイイといえる部分があるわけではない。しかし、このような特殊なクルマを、ほとんど違和感なくドライブできるまでに仕上げたトヨタの技術力には実に恐れいる。あくまで無理をしていないところがかえって好印象に感じさせる。

フロントビューリアビューサイドビュータイヤモニター

デザイン・スペックの総評

ベースとなっているテクノロジーこそ同じでも、ハイブリッドカーとはいえ、それぞれのモデルでキャラクターがかなり異なることがご理解いただけたと思う。ひとことでいうと、GS450hはモアパワー、プリウスはエコで、新型エスティマハイブリッドは、その中間あたりという印象。

見た目では、ハイブリッド専用車として自由な発想でデザインされたプリウスのオリジナリティが光る。エスティマハイブリッドもハイブリッドカーとして似つかわしいイメージがある。現状で唯一のレクサスブランドのハイブリッドカーであるGS450hだが、レクサス=ハイブリッドのイメージが確立するのは、LS600hのデビューを待つことになりそうだ。

また、エスティマハイブリッドとGS450hは、どうしてもガソリンエンジン車と比べることになるので、走りやスペースユーティリティについて、その良さも悪さも必然的に気になってしまうのは否めない。

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