BMWストレート6 特集(4/4)

BMWストレート6 特集
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BMWの6気筒らしさが手軽に楽しめるモデル

走行走行

BMW3シリーズのスタートモデルは320iだ。4気筒のバルブトロニックでノーズは軽く、3シリーズの中ではもっとも軽快なモデルだ。対して323iは6気筒モデルの中でも買いやすい価格を設定したモノで、6気筒エンジンならではの重厚さを振動の少なさ、滑らかな加速と共に体感できる3シリーズだ。エンジン出力は200psを切るもので同じ2.5リッター・エンジンを搭載した325iに比較すると、出力は低いが、BMWの6気筒らしさを味わうには十分だ。トルク特性はピークを削り、扱いやすい設定となっており、エンジンの粘り感は高くなっている。

スポーティなドライブフィールを好むドライバーにはハイパワーな325iを勧めるが、323iはリーズナブルな6気筒BMWを望むドライバーには格好の一台だ。BMWセダンのスマートさや、4気筒の320iにはない6気筒らしいちょっとした重厚なインテリアの趣など、323iの存在価値は結構大きい。

トランスミッションは6速ATで、ギア比を含めて325iと共通。出力の小さな323iにも適切なギアリングで、どのようなコースにも適切なギアでレスポンスのよい加速も期待できる。

スポーティな性格とアクティブなイメージが魅力

走行走行

3シリーズはBMWの主要モデルだけにラインアップは豊富だ。また世界ツーリングカー選手権(WTCC)のようなモーターレーシングにも積極的に参加しているBMWの主要なモデルは3シリーズだ。つまり3シリーズは最初からスポーティな性格を与えられている。

ワゴンボディのツーリングでもそのスポーティな性格は変わらず、むしろセダンよりもクイックな一面も持ち合わせる。ラゲージルームは、3シリーズツーリングよりも広いコンパートメントを持ったモデルは他にも多数あるが、このクルマの魅力はアクティブな遊びのイメージにある。中でも325iツーリングの力強いエンジンのパフォーマンスは、4気筒モデルの320iツーリングとは違った6気筒モデルの貫禄がある。

装備も充実しており、好みに応じてMスポーツパッケージも選択できるなど、好みのBMWらしい持味を強調したモデルも作れる。

325iツーリングはそんなアクティブな性格を反映させて、クルマでの遊び方を知っているユーザーに使ってもらいたい。実際にハンドリングはライントレース性に優れており。コーナリング姿勢も安定している。コーナーでのロールは小さく、特にリアサスペンションの効果は高い。

遊び心を持ったユーザーが相応しい

走行走行

実際、5シリーズと3シリーズは性格が異なり、単純に価格はもちろんヒエラルキーとも無縁の世界にある。5シリーズは軽快で重厚という、相反する要素を巧みに取り入れた絶妙な性格を持っている。5シリーズのボディは代々、高剛性で良く知られているが、新しい5もボディ剛性には磨きがかかっており、非常に高い横剛性が確保されている。当然重量も異なり、リアにラゲージルームを持つツーリングではさらに重量は重くなる。

その重量増分もカバーするのが強力なエンジンだ。530iツーリングの3リッターエンジンは究極の6気筒エンジンといわれるだけに、非常に滑らかでパワフル。小気味よい加速とトルクフルな出力で、530iツーリングを軽々と引っ張る。6速ATとの相性もよい。ラゲージルームは横に狭いものの使いやすく、いかにもドイツ流の合理主義で作られている。

BMWはもともとキビキビと走るのが本領だが、ツーリングもそのDNAを受継いでいる。5シリーズは決して安いクルマではない。特にツーリングと3リッター・エンジンの組み合わせはかなりコストアップとなる。国内での販売が逼迫する中で、それだけに530iツーリングを購入するのは遊び心を持ったユーザーが相応しいだろう。

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日下部 保雄
筆者日下部 保雄

大学卒業後、モータージャーナリズムの世界へ入り、自動車専門誌をはじめ各媒体に新車の試乗レポートやコラムを寄稿。最近では、雑誌媒体のほかにFMラジオやインターネット自動車情報サイトでも活躍。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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