autoc-one.jp 記事・レポート 新車情報 新車比較 【比較】SLK・Z4・フェアレディZロードスターを徹底比較 ~ロングドライブも快適な上級オープンモデル~ 3ページ目

3台比較 2014/4/4 20:10

【比較】SLK・Z4・フェアレディZロードスターを徹底比較 ~ロングドライブも快適な上級オープンモデル~(3/4)

【比較】SLK・Z4・フェアレディZロードスターを徹底比較 ~ロングドライブも快適な上級オープンモデル~

車内はスポーツカーらしいタイトな印象だが細部まで上質に仕上げている

メルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MT

インパネのデザインは、ほかのメルセデス・ベンツとの共通性も感じさせる。水平基調のデザインで、エアコンの操作パネルなどは同じテイストだ。それでも大径のスピードメーター、少し高い位置に装着されたシフトレバーなどは、スポーツカーらしい印象に仕上げた。

インパネ周辺の造り込みは、メルセデス・ベンツらしく上質だ。その一方で適度な囲まれ感も伴い、スポーツカーの雰囲気を感じさせる。

試乗車は6速MT仕様。シフトレバーはストローク(前後左右に動く範囲)が小さく抑えられ、小気味よく操作できる。クラッチのストロークはもう少し抑えた方がスポーティーだと思うが、このあたりは好みの問題。大きめのストロークの方が、ゆったりと操作できて扱いやすいと感じるユーザーもいる。

シートは着座位置が低めで、スポーツカーの運転姿勢になる。サイドサポートの張り出しも適度で、体のホールド性も申し分ない。座面は少し硬めに仕上げられ、体が深く沈むタイプではないが、硬さはあまり感じさせず相応のボリュームが伴う。

ルーフはバリオルーフと呼ばれる電動開閉式のハードトップ。スイッチ操作によってトランクスペースのフードが自動的に持ち上がり、ハードトップが折れ曲がって畳み込まれる。手軽にオープンドライブが楽しめて、閉めた状態の快適性は固定式ルーフを持つクーペと同等だ。セキュリティ面の点でも安心感が高い。

なお、SLKにはミリ波レーダーとカメラを使った自動ブレーキを伴うレーダーセーフティパッケージが用意される。ただしSLK200 MTとSLK200トレンドには装着できない。設定の拡大を望みたい。

メルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MT
メルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MTメルセデス・ベンツ SLK200 MT

インパネなどはBMWらしいデザインにスポーツカーの囲まれ感を融合

BMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35is

メルセデス・ベンツ SLKと同じように、Z4のインパネも、ほかのBMW車との共通性を感じさせる。エアコンのスイッチは横長のデザインで、シンプルに配置されていて、操作性は良い。メーターは大径のデザインで見やすい。運転席全体の雰囲気は、スポーツカーらしく囲まれ感を強めている。

シートはしっかりと体をサポートする感覚が強い。体が座面に適度に沈み、BMWのセダンから代替えしても馴染みやすいだろう。

トランスミッションは2組のクラッチを備えた7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)と呼ばれるAT。ATレバーは短く抑えられ、最初は使いにくく感じるが、慣れれば問題はないと思う。ハンドルにはパドルシフトも装着され、通常の変速操作はATレバーに頼らなくても済む。

ルーフは電動開閉式のハードトップ。アルミニウム製で軽量化も図った。時速40km以下であれば走行中の開閉も可能で、開く時の所要時間は約22秒、閉じる時は19秒とされている。

安全装備については、今のところミリ波レーダーやカメラを用いた自動ブレーキの作動を伴う衝突回避の支援機能は設定されていない。横滑り防止装置やエアバッグ、横転時に備えたロールオーバープロテクションの対策は行われている。フロントピラーを強化して、ヘッドレストの後部にも保護部材が備わり、乗員を保護する仕組みだ。

このほか快適装備ではHDDナビなども装着され、実用面では十分な機能が備わっている。

BMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35is
BMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35isBMW Z4 sドライブ 35is

ほかの日産車とは違うフェアレディZならではのスポーツ感覚を追求

日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST

SLKとZ4の内装には、セダンを含めたほかの車種との共通性を見い出せる。しかしフェアレディZは、ほかの日産車とはデザインがまったく違う。良し悪しの話ではなく、車種のラインナップがドイツ車と違ってシリーズ化されていないからだ。

表現を変えれば、フェアレディZは車種の伝統は受け継ぐものの、「日産車としての持ち味」に縛られない。スポーツカーらしさを思い切り強調できる。

それを具現化したのがインパネだろう。大径のメーターは、ハンドルの内側に収まって見えるように配置した。インパネ中央の最上部には、左からデジタル時計/電圧計/油温計が並び、スポーツカーらしさを盛り上げる。

サイドウインドーの下端はかなり高く、側方と後方の視界が悪い。取りまわしには注意が必要だが、ボディにガッチリと守れた囲まれた感覚は強い。

運転席は、着座位置の上下調節機能に不満がある。バックレストは固定され、座面だけが上下する簡易型だから、下げた時に隙間ができる。開発者は「室内高が低く、シート全体を上下する機能を装着できなかった」と言うが、上級スポーツカーのフェアレディZには似合わない。シートは運転の基本となる機能だから、なおさらだ。座面のボリューム感も、もう少し増して欲しいが、体のサポート性は優れている。

ソフトトップは電動開閉式で操作性は良い。SLKやZ4のハードトップに比べてセキュリティ面での心配は伴うが、ロードスターとしての情緒は濃厚だ。個人的にはソフトトップこそ、オープンモデルの本道だと思う。

衝突回避の支援機能は用意されていないが、ドアマウント方式のカーテンエアバッグは安心感を高めてくれる。

日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST
日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST日産 フェアレディZロードスター 3.7 バージョン ST

内装・装備の総評

SLKとZ4の内装は、メルセデス・ベンツとBMWのブランド性を踏まえて、統一の取れたデザインに仕上げている。そのために良くいえば機能的、逆の見方をすればスポーツカーの特別な感覚が乏しい。メルセデス・ベンツやBMWのファンに向けて開発されたスポーツカーという印象も受ける。

フェアレディZロードスターは逆のパターンで、日産車の統一性は感じられない。その代わりフェアレディZの伝統は受け継ぎ、スポーツカーらしさを追求した。メーターがズラリと並ぶインパネは、古典的ではあるがスポーツカーの定番だ。

どちらが良いかは趣味の問題だが、単純に選択肢の広さを考えると、日本のユーザーは恵まれていると思う。フェアレディZやスカイラインから、ミニバンのセレナ、軽自動車のデイズまで選べるからだ。「メーカーの個性や主張はないのか!?」といえばその通りだが、多種多様のクルマを手軽に購入できるメリットは大きい。

だからこそ、メルセデス・ベンツやBMWといった輸入車の魅力も根強い。日本車とは違う、ブランド性を重視したクルマ造りを味わえるからだ。今回取り上げた3車では、輸入車と日本車の違いが端的に分かる。

メルセデス・ベンツ SLKクラス 関連ページ

BMW Z4 関連ページ

日産 フェアレディZロードスター 関連ページ

オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック! オートックワン公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!

メルセデス・ベンツ SLKクラス の関連記事

メルセデス・ベンツ SLKクラスの新車記事の一覧。新型車や注目の自動車の解説記事、試乗レポートなど、オートックワンがお届けする最新の自動車記事をご覧になれます。

メルセデス・ベンツ SLKクラス の関連記事をもっと見る

メルセデス・ベンツ SLKクラス の関連ニュース

メルセデス・ベンツ 新車人気ランキング  集計期間:2017/6/26~2017/7/26

  • メルセデス・ベンツ

    新車価格

    436万円721万円

  • メルセデス・ベンツ

    新車価格

    298万円534万円

  • メルセデス・ベンツ

    新車価格

    675万円988万円