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3台比較 2014/3/6 11:12

ヴェゼル・XVハイブリッド・ジュークNISMOを徹底比較 ~人気が上昇中のコンパクトSUV~(4/4)

ヴェゼル・XVハイブリッド・ジュークNISMOを徹底比較 ~人気が上昇中のコンパクトSUV~

モーター駆動の併用で十分な動力性能が確保され走行安定性も満足できて運転感覚が楽しい

ホンダ ヴェゼル 1.5 ハイブリッド X(ボディカラー:モルフォブルー・パール)ホンダ ヴェゼル 1.5 ハイブリッド X(ボディカラー:モルフォブルー・パール)

ヴェゼルハイブリッドは、1.5リッターエンジンをベースとしながら、ハイブリッドの動力性能に余裕を感じる。ノーマルエンジンでいえば1.8~2リッタークラスで、直線的に速度を高めるから扱いやすい。モーターの駆動力にも余裕があり、発進直後には、エンジンを始動させずに時速30~40kmまで加速することも多い。巡航中にアクセルペダルを少し踏み増した時も、瞬時にモーター駆動の支援が受けられ、滑らかに速度を高めていく。

ただしノイズが少し気になる。直噴エンジンの採用もあって、複数の音が混ざり合って聞こえる。ゆっくりと走りながら低回転域で変速を行った時の挙動も、もう少し滑らかになると良い。

乗り心地はフィットなどに比べると粗さが抑えられて重厚感を伴うが、やや硬めに感じる。タイヤの指定空気圧はさほど高くないので、足まわりの動きをもう少し柔軟にして欲しい。

走行安定性は、全高が1605mmに達するSUVとしては優れている。ボディの傾き方は適度で、挙動の変化が穏やかに進むから安心できる。後輪の接地性に不満はなく、車両の向きも適度に変わりやすく運転を楽しめる。

クルマの性格は、SUVというよりも背の高い5ドアハッチバックだ。室内空間に余裕があり、なおかつ背が高いことに起因する走りの欠点は上手に抑えている。

特に最近の路上には背の高いクルマが増えたから、着座位置が低いセダンやワゴンを運転すると、周囲の車両に埋もれた感覚に陥りやすい。ヴェゼルでは、そこを少し高めの着座位置で補っている。乗降時には腰の移動量が少なく、乗り降りもしやすい。先の項目で触れた後方視界の欠点が気にならなければ、日常生活の中で、便利に、快適に使えるだろう。

ダイレクトな操舵感と優れた走行安定性で高速道路を走っている時の安心感は最も高い

スバル XVハイブリッド 2.0i-L アイサイト(ボディカラー:プラズマグリーンパール)スバル XVハイブリッド 2.0i-L アイサイト(ボディカラー:プラズマグリーンパール)

XVハイブリッドは、水平対向2リッターエンジンを搭載する。モーターの最高出力は10kW(13.6馬力)だから、エンジンの駆動力を軽く補う程度だ。

それでも巡航中に少し速度を上げたい時など、反応の素早いモーターの支援は有効に働く。ノーマルエンジンのXVではCVTのギヤ比が変わって回転を高める場面でも、ハイブリッドであればモーターが加速力を補い、エンジンの負担を抑えながら速度を緩やかに上昇させる。モーターは脇役だが、その効果は絶妙だ。

乗り心地は少し硬い。17インチタイヤの指定空気圧が、転がり抵抗の低減を目的に前輪は250kPa、後輪は240kPaと少し高めになることも影響した。それでもノーマルエンジンのXVに比べると、ボディの補強を加えたこともあって快適性を高めている。

走行時の安定性は、最低地上高を200mmと高くしたものの、基本的には5ドアハッチバックに近い。操舵に対する反応の仕方にはダイレクト感があり、小さな舵角から正確に向きを変える。SUVでは機敏な部類に入るが、コーナリングの最中にブレーキングを強いられたような時でも、挙動は乱しにくい。ホイールベースが2640mmと長く、全高を1550mmに抑えた効果もある。

なので外観も運転感覚も、最低地上高に余裕を持たせて路面のデコボコを乗り越えやすくしたインプレッサスポーツそのものだ。SUVのイメージは希薄だが、高速道路を走る時の安心感は、今回取り上げた3車種の中では最も優れている。アイサイトには車間距離を自動制御するクルーズコントロールも備わるから、長距離ドライブに対応しやすい。

SUVならではの高重心に基づく挙動変化が運転の楽しさを盛り上げる

日産 ジューク 1.6 NISMO(ボディカラー:ブリリアントホワイトパール)日産 ジューク 1.6 NISMO(ボディカラー:ブリリアントホワイトパール)

ジュークNISMOは、スポーティーにチューニングされたモデルなので、操舵に対する反応も機敏だ。

しかも1.6リッターのターボで最高出力は200馬力、最大トルクも25.5kgf-mと強力。4WDには後輪左右の駆動力配分を変化させる機能も備わる。コーナーでは外側に位置する後輪の駆動力を強め、車両の向きを変えやすい。

これらの相乗効果により、コーナーでは後輪駆動車に近い動きを見せる。旋回軌跡の拡大を抑え、舵角に忠実に回り込む。ホイールベースが2530mmと短いことも、向きを変えやすい要因だ。

その分、危険回避のために下り坂のコーナーでハンドルを切り込みながら制動するような操作をすると、後輪の接地性が少し削がれやすい。ただし挙動の変化は穏やかに進み、ドライバーを慌てさせるというような心配はない。

この運転感覚は、背が高いSUVならではの楽しさだ。低重心のスポーツカーと違って前後左右の荷重移動とボディの傾き方は拡大するが、姿勢の変化がゆっくりと進むから操る実感は強まる。タイムを競えば不利だが、日常的な移動の中でスポーティーな気分を味わうという意味では、挙動の変化が素直なSUVのメリットは大きい。

ジュークNISMOはこの特徴を端的に表現したが、ヴェゼルやXVにも同様のことが当てはまる。特に中高年齢層のクルマ好きは、旋回性能が低かった昔のスポーツカーを思い出すだろう。現代のSUVだから運転感覚は上質だが、「近所のちょっとしたコーナーでもスポーティーな気分を味わえる」という点では、共通性を見い出せる。

コンパクトなSUVは、毎日の生活の中でも使いやすく、適度なスパイスも注いでくれる。価格もさほど高くないから、奥さんの理解を得やすい。好調に売れるのも当然だろう。

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